参議院選挙の結果を見て感じたこと。
結果論ではあるけど。
神奈川選挙区では共産党候補は1万秒票ほどの差で惜敗であった。
この選挙区でみどりの党の得票は11万ほどある。
いっぽう、 山型選挙区では緑の党の候補者が1万票ほどの差で自民党に惜敗し
ている。
共産党候補は3万票ほどとっている。
単純な算盤勘定だけの考えかもしれないが、
山形で共産党候補を降ろして緑を支援し、
見返りに神奈川で緑の支援をもらえば、これだけで反原発の議員は二人増えてい
た。
今回の選挙で共産党は5人の議席増加で浮かれているようだが、
緑の党の4人減、社民党の1人減を見れば、反原発、護憲票としては増えていな
いのである。
あれだけの事故の後の選挙でである。
ここで階級的大義に見ざめよとか結党の精神はどうしたとかという説教をするつ
もりは毛頭無い。
言いたいのは、
党員が国会内の反原発、護憲議員の数を増やすように党外の勢力と連携を(大部
分は妥協するということである)
計れば、自らの議席も増えて党内序列の上昇という利益も得られるということで
ある。
まずは次の選挙ではこの目先の餌に向かってがんばって欲しい。
その結果として日本の物理的、社会的な崩壊を食い止められれば結構なことであ
る。
(実際、福島の事故の後で日本は物理的に崩壊しつつある)
本気で反原発、護憲のために戦うなら、それはさらに良いことである。