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原発再稼働を止める都知事選候補者は宇都宮健児氏以外にない

2013/12/30 櫻井智志

 最初に以下の評論を読んでほしい。

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原発再稼働はすぐ目前にきている。力結集の最後の時期だ。都知事選挙が東電の再稼働を止める
2013-12-30 07:492「孫崎享のつぶやき」

今、日本の政治では、原発の再稼働、TPPへの参加、秘密保護法、集団的自衛権、普天間基地の辺野古移転等様々な問題を抱えている。
私はこの中でも、原発の再稼働が一番重要な問題と思っている。
一旦事故が起これば原発周辺の地域は壊滅的打撃をうける。その経済的、社会的打撃は計り知れない。加えてこの再稼働をする勢力は極めて強力である。
電力会社に加わって、銀行もその中に入る。

12月16日付朝日新聞は「原発迷走」の中で次の記述をした。
「東日本大震災から一週間後の2011年3月18日、東電は大手銀行にSOSを出した。銀行団は2兆円融資の決定をした。大手銀行幹部はいう。“あの時川を越えた。今さら引けない。(省略)事故後に世論を二 分した”脱原発“の議論をよそに、原発復活の道へと”逆走“する東電を金融機関が後押しする」
 そして金融機関の融資額を掲載した。

金融機関主要11社の東京電力への融資額
 三井住友銀行    9900億円
 みずほ銀行等    7700億円
 日本政策投資銀行  7600億円
 三菱東京UFJ銀行等 3900億円
 主要11社合計  4兆1000億円
 77社融資総額  4兆5000億円
 原発再稼働がなければこれらは基本的に明確な負債になる。ごまかし続けるためには何としても原発の再稼働を行わなければならない。
こうした巨大な勢力に対抗するにはどうするか。
先ず現在の国会にこれを止める力 はない。
白猫でも黒猫でもいい。これを止める力は全て活用する姿勢が必要である。その中、小泉元首相が発言しているのはほぼ全ての自民党勢力が賛成ないし沈黙している中で、貴重である。
デモで意思を鮮明にしていくことが何より重要な手段となっている。
その中、宇都宮氏は脱原発の姿勢を明確に打ち出した。
「「知事になったら、東京電力の株主総会で(新潟県の)柏崎刈羽原発の廃炉を提案する」と「脱原発」に取り組む考えを示した。」
これがいま我々に与えられた最良の手段であろう。

このようなチャンスはもうほとんどこない。
原発の再稼働に反対する人々は、東京都知事選挙の持つ意義を今一度熟慮しよう。 ==================================================================

*注(櫻井)
都知事選挙に立候補している宇都宮けんじさんの画期的な意義は、原発再稼働にも影響があるのだ。
間に合わせの立候補ではない。
宇都宮けんじさんこそ、前回の都知事選でもためされ済みであり、目下考え得る最高の民衆サイドの候補者だ。
なぜなら、宇都宮さんは、「脱原発基本法制定ネットワーク」の一員として、反原発運動に何度も何度も言行一致で取り組んできたかただ。
一点だけ別件を記す。
澤藤統一郎さんという弁護士のかたが、上原公子さんたちが選挙の日当をもらったことなどに立腹して、「宇都宮健児氏を都知事選候補者から引きずり下ろすまで、言論批判をやめずに継続的にインターネットで告発し続ける事を表明している。私は最初確認団体「人にやさしい都政をつくる会」の様々な問題を突いているので、早くからミクシイのブログでは公正に紹介してきた。しかし、どうやら世間ではそれをネタに反宇都宮策動に利用しようとする動きが出ている。ここ「さざ波通信」12月29日付けで田村さんが、澤藤さんの言論のひとつをとりあげて、宇都宮健児氏を都知事選に出馬することに反対の投稿をしている。ミクシイと同様、ここフェイスブックでも再掲した。 澤藤統一郎さんというもともとは前回も都知事選で宇都宮さんを応援した善意の弁護士の今回の言動は、反宇都宮陣営に利用される危険性がある。
本来は「人にやさしい都政をつくる会」で問題をよく話し合って、相互が納得させるべきだが、どうも解決しないまま退会騒動に至っているようだ。
都知事選で国民的信頼を得ている宇都宮けんじさんの立候補の勇気を、周囲の人々が生かすよう、騒動にも早めに対応すべきだ。
今回の宇都宮さん出馬の重みは、前回を上回る意義をもっている。そのことを踏まえて、私たちひとりひとりがしっかりとした宇都宮さん出馬の意義を理解しよう。