町の灯です。
田母神という“神国”を想像してぞっとする輩が躍り出た結果があります。
私が言うところの、ナチ安倍政権の下での軍国主義化とたたかう姿勢を打ち出
さないと勝利はおぼつかない、が61万を獲得した田母神プラス舛添210と合わせ
て眼前に突き付けられました。
原氏は、「軍国主義化はズレてる、手垢、オオカミ少年、有権者にはアレル
ギー、都民の意識に上っていない」と私に対置しました。
田母神自身の「想定外」に表れているように、それほどネオナチ的・排外主義 的な反中・嫌韓のムードは醸成されてきているのです。だから言ったように都民 も国民で、この安倍石原、籾木NHK百田・長谷川グループ、読売産経グルー プ・・のナショナリズムの煽動に乗せられてきているという状況だと残念ながら 言えます。
そういう状況にありながらこれをそう直視することができずに、脱原発シングル イッシュウでは、本当にズレてしまっているということでしょう。
何せ連日尖閣周辺の緊張があり、石原もと都知事時代にそれが始まったのだか ら、都民=国民は、絶えず不安に脅かされているのです。何とかしてくれ、とい うので、軍拡OK、軍事費増大OK、(国防強化と言い換えても同じ)軍国主義化と いうのはこの事態をカテゴリー的に指摘しているのです。
田母神やらネットの若者は現在が民族の危機、日本の危機、だと権力から振られ
ているからこそ、未来が真っ暗、低賃金、失業率高止まり、非正規職しかなく、
結婚もできないという自分を振り返って、その根拠を排外主義的に憎悪をとして
ぶっつけているのでしょう。全国的にやはりそうした状況だと思いますよ。だか
らこそ私たちの戦争反対の運動が大事だと思うところです。選挙に任せるだけで
はなく。
「左翼オオカミ少年」のなにが、どこが間違っていたか、それを摘出して反面
教師としていく闘いが必要でしょう。斉藤美奈子氏は「ワンパターンの平和教
育、“戦前回帰”」というのではだめ、と言ってましたが。
このままでは、しかしそれこそ戦前のように国民が“火の玉”となって反中国の 戦争に持っていかれます。安倍の狙いはそれでしょう。「国民が求めていなく」 ても、権力づくで体制が作られそれに従わされる構造になっていきます。
都知事選はその意味も自公タカ派にはあったのです。都民だけの選挙ではご承知 のようにありません。