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クリミアのロシア併合問題

2014/3/30 町の灯

町の灯です。
 第1次大戦から100年目、またもクリミア発の下手をすれば大戦の危機になる。
 ロシアの軍事侵攻に対するEU/米、日の制裁は及び腰。G8からロシア外しでG7 として催行したが、ロシアはひるまない。むしろウクライナ東南部、モルドバの 一部でロシア系がロシア併合を求めた動きを始めた。プーチンはウクライナに軍 事行動はしないと言明したが予断は許さない。

 わが日本共産党は、クリミアはウクライナの領土だ、軍事的併合は許されな い、と赤旗に載せた。しかしウクライナのクー・デターには何も言及しない。
 これって社会主義を求める党の発表なの?私はマルクスの共産党宣言にある一 文が目に焼き付いて離れないけれどそこには「労働者に祖国はない」とはっきり ある。

 尖閣領有をめぐる日本政府と中国政府の戦争に近い争闘が今も緊張の度を高め ているけれど、もし今も共産党がマルクス主義の共産党を名乗るのであれば、共 産党宣言を無視して存在価値はない。労働者・民衆に祖国領土国家主義はむしろ 障害だ。

 ロシアの軍事侵略は当然弾劾すべきであるけれど、ウクライナの暴挙が、アメ リカCIAに煽動された極右スボボダ、祖国、右派セクターなどであることを見れ ば、これについても極右ナチス党反対のキャンペーンを張って世界の労働者民衆 に喚起すべきところではないかと思う。苦痛に貶められる民衆の立場から双方の 民族主義、人種主義に反対し、軍事併合反対の旗幟をはっきりさせるべきではな いか? しかしそうはしない。なぜか?