佐々淳行を筆頭に首相官邸にはそうとうのてだれで老獪な悪い知恵者がいる。
そのひとりが飯島勲である。小泉純一郎総理の公設秘書として、マリオネット小泉を操る手立てで「小泉郵政改革」を実現した。
その飯島勲がつにいやらかした。
複数の新聞(東京新聞、毎日新聞)は以下のように伝えた。
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飯島勲内閣官房参与は十日、ワシントン市内で講演し、集団的自衛権の行使容認に慎重な公明党と支持母体の創価学会の関係をめぐり、これまで「政教分離原則」に反しないとしてきた政府の解釈について「もしも内閣法制局が答弁を一気に変え、政教一致ということが出てきてもおかしくない」と見直しの可能性に言及した。
創価学会広報室は従来の集団的自衛権の憲法解釈を支持するコメントを五月に発表。飯島氏の発言はこれに歩調を合わせて解釈改憲に反対する公明党をけん制したものとみられる。飯島氏は「公明党あるいは創価学会の幹部の心理を推測すれば、そのこと(政教分離)を一番気にしているのではないか」とも述べた。
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短い記事だが、いままで公明党は創価学会を擁護するために、自民党と一体化してきた。実際の選挙では、公明党の支援がなかったら、落選した自民党議員はバタバタと首を並べて落選していっただろう。それだけに飯島勲の発言は、安倍政権も自民党幹部も言えば自公の「絆」を断ち切るような重要な恫喝である。
他の記事を読むし、効果覿面、公明党の足元がぐらつきだした。ニュースを見ていると、公明党がどう傾いていくかがよくわかる。
それにしても、飯島勲のやっていることは首相官邸の役人のやることではない。まさに江戸時代のやくざ悪役、明治以降の侠客暴力団と同レベルだ。
これで飯島勲の正体がばれた。
次は佐々淳行。警察や検察、公安をどう動かしていくか。
まさに首相官邸はマフィアに乗っ取られたマフィア官邸だ。みこしに乗せられたお坊ちゃまは、驚くほど幼稚な自己陶酔主義者。こんなことで、日本は国内の「貧」政、国外では危険視されている。こんなマフィア・ヒットラー政治をいつまで続けるつもりなのか。そんな心配をして、ストレスでイライラ。投票率が極端に低いのもわかるというものだ。プロ野球やワールドサッカーでわいわいしてるのにも、道理があるのかも知れない。私は女性短距離走の福島選手と「球聖」イチロー、『相棒』とTBSテレビ『報道特集』とが好きである。
活字にならない、電波に乗らない水面下で、政治が恣意的一時的なその場しのぎの迷走を続けていると、安倍晋三の自己陶酔は満足できても、累積する政治の難題はどうしようもない迷路にはまり、まさに「日本国民沈没」の現実化が待っている。