司馬遼太郎氏は「他人の国の国情に首を突っ込むとその国の社会病理をもらう。」と警告しているが下記URLを見ると「東アジア共同体」は経済同友会からの密輸だと言う。
http://masato555.justhpbs.jp/newpage81.html
思うに東アジア共同体という対案は上滑りしているのでないのか? 鎖国をしろとは言わないが、自主独立の日本は堅持されなければならない。それは野党外交と言う毒饅頭でなく、広島長崎アピール署名や「憲法第9条にノーベル賞を」運動と言った地道な運動によって支えられなければならない。「二本足の活動が」言われなくなって久しくなるが、ASEAN方式の輸入は「特定の国をモデルにしない」という原則に反するのでないのか?ASEAN方式は地域が「等質」だからうまく行っているのではないのか?
不破氏は「歴史学の宝箱のような日本史」と言うが、なぜ日本は資本主義にシフトできなかったのか解明できていない。それどころ か、「資本主義は昔からあった」と言う始末である(何しろ不破氏によれば資本主義に型はない(!?)のだから)。不破氏においては、ああいえばこういう式の反発が災いしているが、司馬遼太郎は日本にマニュファクチュア時代はなかったことを解明した。この意味で「日本史はあらゆる発展段階を踏んでいる」というのは嘘なのだ。