大阪府・市長W選挙が闘われています。日本共産党大阪府委員会は、自民党の公認の知事・市長の候補を「自主支援」する方針で臨んでいます。8月に枚方市長選挙では、「維新 対 反維新」の構図のなかで、反維新の竹内候補を自主支援して闘いましたが、残念な結果に終わりました。その方針の正当性、「反維新」を掲げる保守党の「自主支援」の正しさは、総括されていません。科学的理論に 基づいて実践したのであれば、それを科学的理論に基づいて総括し、今回のW選挙に活かすことが求められています。党の理論家は、今からでも、その作業を開始すべきです。宮本顕治さんと緊張関係を維持しながら、日本の革命戦略を提言した上田耕一郎さんのような人物が必要です。それは、どこにいるのでしょうか。橋本徹のように「ノリ」で乗り切る政党ならいざ知らず、日本共産党は、しっかりとした理論家によって方向指示していかなければなりません。昔のように、自共対決と自共共闘のについて、本紙2面の無署名論文を書いてくれる理論家の出現を期待しています。闘いの場は、群衆が集う国会前ではありません。