まっぺんさん、ご指摘ありがとう。でも真意が伝わらなかったようですね。
私はあなたのように、積極的にトロツキーを信奉するわけではありませんが、彼の積極的な役割を少なくとも評価しているのですよ。そのつもりで書いたのですが、舌足らずだったのでしょうか。
榊利夫という人は、当時「トロツキズム」批判では大きな役割を果たした人で、この人の見解(当時の共産党中央)は間違っていたということを紹介したつもりです。彼は一世を風靡した人です。実は50年分裂当時、所感派だったのですが。その本を読むと、朝鮮戦争はアメリカが仕掛けたものだとか、「社会主義国」の核実験と資本主義の核実験を同じものとして扱う間違った傾向等など、思わず吹き出してしまいます。
文中で紹介した藤井さんとは、藤井一行氏のことで、のちに「裏切られた革命」を翻訳していますし、中野徹三さんもスターリン批判とともにトロツキーを擁護しています。私は彼らの主張をある程度認めながらも、それ以上支持できなかったのは、彼らの主張が体制を変革していく側から逸脱しているのではと考えたからです。また新左翼の中にあった暴力的体質とトロツキズムを結びつけるかの表現(・・・・文字化け部分・・・)。