恐らく、ここ数年の民青同盟は、そういう傾向が強いのではないでしょうか? 要求を取り上げて、実現することに重点が置かれているような印象を受けます。簡単にお互いの携帯電話番号を教えあったりしているようですから権力機関への注意力も減っているのでしょう。
私は、所属していた班で、2人もスパイ(一人は、ある宗教団体、もう一人は警察)が名簿や家族の状態、就職先や学校名をリストにして流していました。2人とも、親には反対されて大変なんだってことを良く口にしていたので班のメンバーは、とても気遣って連絡を取っていました。電話しないで、通学途中で待ち合わせをして、手紙を渡したり……。全部そういうものが、権力機関や反対勢力に渡されていたと思うと泣き出したくなる、くやしさがこみ上げてきました。
私は、この体験から、あまり家族のことや活動に直接関係無いことはむやみに口にするのは、辞めました。方や、経営と真剣に対峙している組合は、まさに生活が掛かっているわけだから真剣さが違うと思います。ある大企業に勤めた、知り合いの同盟員は「組合には入らない。出世して、それから、会社を変えるんだ」と言っていましたが3年後には、「あの頃は、青くてさぁ」なんて言っている始末ですから……。もちろん、全ての人がこうとは、思いませんが。
あまり、共産党員だから、民青同盟員だからと、期待はしない方が良いかもしれません。