どちらかというと保守の人間ではあります。しかしながら、小選挙区制には反対です。
衆議院の小選挙区比率が、今度上昇しますが、全く困ったものです。小選挙区の先輩、首長選挙では、結局これによって相乗りが横行するようになりました。誰もが勝ち馬から外れるのがこわいからです。しかし、おかげで、政策論争は低調なものになってしまった。
今度、与党三党が組んだのは、結局総選挙で勝つためでしょう。これでは、かえっていつまで立っても政策中心の選挙には成りません。そしてそれにより、死票が増えるという問題以外に、保守の側も緊張感を失い、日本の民主政治自体が死に至ると愚考します。
前回衆議院選挙でもし、比例代表が中心だったら、例えば、得票率が議席に反映され、新進、民主あたりの連立政権となり、財政問題など、少しはいまよりましだったかも知れないと思うのですが。あの選挙で、日本は改革の流れを4年間止めてしまったと思います。