私は、「さざ波通信」を初めて見たのが、つい一週間程前で、その時には投稿欄もろくに見ていませんでした。今日、ざっと見たところ、昨年12月にワインクーラーさんが、天皇制廃止と大統領制導入について投稿し、その主張をしている政党を御探しだとの事ですが、主要政党では存在しません。大統領制にも反対でしょうが、新左翼つまり共産党の言うトロツキスト暴力集団(いや、今は「トロツキスト以下」であったとの見解から、にせ左翼暴力集団と呼んでいます)である中核派・革マル派・解放派(革労協)など過激派セクトは一様に天皇制打倒を掲げています。
あと、以前、ヤフーのHPで見て直接コンタクトしたのですが、日本共和党なる新ミニ政党は、天皇制廃止と大統領制導入を主張しています。しかし、このグループは新自由主義を賛美する保守主義者で、アメリカ型社会への「変革」の一環として天皇制廃止とアメリカ型大統領制の導入を主張しており、私はその反動性と「保守の立場からの天皇制反対」という日本では完全に非現実な主張――それに主張がコロコロと変わります――にあきれましたが・・・。
私の考えでは、まずは「象徴天皇制」を含め現行憲法を改悪から守り、天皇を本来の「国事行為」から脱線しないようにし、それから共和制に移行する事を考えるべきだと思います。
しかし、私はあくまで天皇制に反対であり、いくら独占資本と安保の問題が最優先で、しかも「自自公に怒る」保守層の取り込みの為とはいえ、日本共産党の天皇制肯定論はますます露骨になってきている感じを受けます。また、ワインクーラーさんの大統領制はいかなるものか解かりませんが、私はあくまで内閣総理大臣を長とする議院内閣制の枠内で、大統領も国会内で選出される儀礼的な弱い権限しか持たない象徴的元首である事がベストに思えます。
ただでさえ権力者である内閣総理大臣が元首にまでなるのは非民主的ですし、かと言って、(アメリカ型は論外として)ロシア型やフランス型の大統領制は議会制民主主義を破壊しかねません。