静岡のホームページ閉鎖の話は、いかにもというかんじ。民青はフェミニズムなんて勉強しないからなー。というより、代々木版「社会科学総合辞典」(92年版)によれば、フェミニズムは・・・男女差別の根源を「男性支配社会」にあるとし、資本主義的搾取、抑圧との性のちがいをこえた共同のたたかいをつうじて男女同権、女性の地位向上をはかるのではなく、批判をもっぱら男性に向ける傾向におちいりやすい・・・のだそーだ(共産党は女性差別でなく、男女差別という言い方をしている)。
新婦人とかあるけど、「母として」の運動であって、女性解放は言わないもんな。
ちなみに選挙のときに、民青の女性に浴衣着せるのは、まだ続いているのでしょうね。誰かやめさせろよ!
20年前、千葉市のFという市会議員は「生活相談」にきた女性をレイプして除名されたのだが、当初地区委員会は隠蔽する方針を採ったのだ。下部から中央への告発によって、事態が公然化したのだが、Fの除名と引き換えに告発した党員の妻が「地区決定に背いた」として、地区委員を降ろされるということがあった。ダンナの責任は女房が取れ、というわけだ。(ちなみにFは現在でも市議をやっている。ただし反共系の)
こういう体質の変革は、どのように開始すればいいんでしょうね。
もうひとつ。みなさんは、敵の分裂にもかかわらず敗北した大阪府知事選についてどう考えているのでしょうか。もはや「革新統一」という考えを捨ててしまったような、共産党単独選挙でしたが、そのようなスタイルの敗北と考えている人はいるのかな。
どこに共産党以外の「革新」がいるんだ、って? 社民党なり新社会党なり、さまざまな市民運動があるでしょ(比例区50削減を主張する民主党とは「野党共闘」なんてはしゃいでるけど)。特に大阪においては、部落解放同盟への超セクト主義的敵対がマイナスになっているでしょう。
70年代に議会主義路線を確定した共産党が、急進化した解放同盟が荷物になって、差別糾弾闘争に敵対して、分裂を強行したのが、実像だと思うけど、結局そういうやり方が戦線を狭め、長期的には、まったく損している、ということではないのないだろうか。その点で、「さざ波」の方々には、共産党のコミンテルンからの歴史的連続性の最後の拠り所たる「反ファッショ統一戦線戦術」の見直しを開始してほしいなー。
全解連は大会のたびに、「部落差別はなくなっている」というけど、全解連に部落民のメンバーはいるの? すごい不思議なんだけど、メンバーがいたら「そういうけど、昨日こんなことがあったぞ」ってことないのかな。みなさんも部落差別はなくってるって思ってるの?