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大東「革新」市長・市民派市議候補敗北残念、取りあえずの報告と意見

2000/4/17 ヒゲー戸田、40代、門真市議会議員

@近藤市長は危ないと思っていたら、残念ながらやはり落選。役所の体質改善・ 住民パワーの育成(この力で公明ら旧与党勢力の実態を暴露し、市民的規制を行なう)・市長ブレーンの育成とリーダーシップ育成などの面で、与党=共産党の頑張りと刷新が不足していたのではないか、と考えます。(東大阪市とも共通する弱点)

@同時に、それらの弱点にばかり目がいって、共産党の市政だから自分らには関係ないというスタンスを取りがちな「市民派」にも課題は多いと思います。

@岡本市長の誕生で、太田知事体制と類似のものが出来上がり、公明党が市政に大きな影響力を持つでしょう。選挙連勝で我が世の春を謳歌する創価学会と公明党。6月衆院選挙ではどうなるか? 今がピークだと戸田は思っていますがね。
 さて、定数19に27人が立候補したうちで、戸田が応援した2人の市民派候補は、
市民オンブズマンの光城さん  ;734票(23位)(初挑戦)
女性を議会へ、の小堀なお子さん;641票(25位)(挑戦2回め)
 と、残念な結果に終わりました。
 選対スタッフもほとんど組めない中で、それなりの善戦と言えるもしれません。
 ただ、2人の市民派候補の得票を合計しても、19位の1849票に500票近く及ばない、というのは厳しいことです。
 市民派の奮闘が求められると同時に、13万都市で19議席という「スリム議会」が、例えば門真のような14万都市で28議席の所と比べて、いかに市民派に壁が厚くなっているか、「市民の多様な声を反映」しにくいか、の実例とも言えるでしょう。

@引退や組織的入れ替わりで出馬しなかった現職以外現職議員で落選した人はゼロ。共産党・公明党の組織議員入れ替わり以外の新人で当選したのは2人だけ。2人とも熱気あるパレード部隊(桃太郎部隊)を作って、力の程を見せていました。
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 なお、私のHPや宮崎学HPで明らかにしたように、光城さんは「反公明党の創価学会独立市民派」でもあります。今回の出馬でそういう人の存在を明らかにしたこと、その人が市民オンブズマンとしての実績を持ち、さらに選挙に出馬して闘ったことの意義は、全国的にも非常に大きなものがあると思います。

@大東や東大阪の「革新市政」の現在の弱点について、地元の人から聞くこと・思うこと、いろいろあります。どうしたら労働者・市民のために良くなるのか、という立場で機会があれば論じてゆきたいとは思いますが、取りあえず言えるのは、上記のような弱点を抱えていること。「こんなに素晴らしい」という赤旗などの外向け宣伝が、地元の(反共産党宣伝にすぐだまされるような人とは違う)ちょっと社会的意識のある人々、地元の事実を知っている人々を白けさせ、遠ざけてしまっている、ということ、などです。

@反共産党デマ宣伝と共産党側の「大本営発表」だけの交差では、そうなるのはムリもありません。東大阪では、現実の市政運営に悩む共産党員市長と、現場のドロをかぶりたがらず中央の机上の方針に安易に従いたがる共産党議員団の間に、ズレがあるような話も聞いています。(正確ではないかもしれません。違っていたらご免なさい)

@共産党が率直に、「これこれの弱点がまだあるので、市民の皆さんの力を貸して下さい」とか「これこれのことをどうすればいいのか一緒に考えて下さい」などと訴えていけば、自発的な市民パワーが湧き出してくると思うんですけどねえ。