投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

日本共産党は経済政策に絞って天下構想強調を

2000/5/13 地域経済分科会、20代、サラリーマン(連合組合員)

 街角で見かけた日本共産党のポスター。

一枚は「平和と友好の道を」
もう一枚は、「国民を予算の主役に」

 愚考致しますに、いま、多くの国民が日本共産党に対して期待していますのは、例えば、商店街を始め地域の経済の回復であり、また国民が安心できるような社会保障システムの確立についてです。外交政策も多少は期待はあるでしょうが、あまり強調しすぎると保守層へ食い込む際に不利になるでしょう。「保守層」というのは、いわゆる「ブルジョワ」ではなく、普通の零細企業なり、私のようなサラリーマンの多くの部分です。
 日本共産党は、本当に天下を取りたいのなら、経済政策についての天下構想を前面に押し立てていくべきです。そして、政権についたら、思うとおりの外交政策もやればよい。私はそう愚考致します。
 国会で核の持ちこみ問題を追及するのは結構です。がむしろ、そういう仕事は広島市長なり長崎市長に任せ、日本共産党は、経済政策をひたすら前面に出し、一挙に自民党から剥離しつつある保守層を奪うべきです。大企業や高級官僚、銀行などを味方にするのは難しいですし、農民もおそらく自民を支持するでしょう。いまの日本の国力なら彼らにバラマキをやってもしばらくは持つからです。
 しかし、零細企業経営者や、サラリーマンの多くをひきつけるのは可能でしょう。東京、大阪、京都、兵庫などで多くの小選挙区議席を獲得し、比例で30台後半に乗せるのも夢ではありません。たとえ民主党と組んでも、影響力はかなり保てるでしょう。そうして、だんだん、思うような外交政策を行なっていくべきです。
 また、下手に連立に入らなくても、今度は日本の国力低下からこんどは自民党が農民か大企業・高級官僚のどっちかを切り捨てざるをえなくなります。そのときは民主党が冴えない以上、共産党の天下もありえます。従って、最初から外交政策を強調して、保守層に不要の敵を作るよりは、経済中心に戦うのが有利と愚考致します。