私はいわゆる無党派層(インデイペンデント)である。でも、寝ているわけではない。必ず投票所には足を運ぶ。過去45年間を通じて選挙の都度迷いに迷ったあげく、消去法で最終的に一番最後に消去するのが共産党。そのまま「キケン」と書いて出すこともあり、最後に消去した共産党を復活させて有効投票とすることもあった。結果として共産党以外の政党候補に投票したことがない。今度も全国唯一の青い目の候補者にしようかと迷ったすえ、共産党の候補にした。結果はこんなものだと思っていたので後悔はしていない。
しかし、こんなことでいいのだろうか。政治はすでに完全に行き詰まっている。そんな私が共産党に熱烈に求めたいことがある。
(1)日本共産党はCIを導入して党名と綱領を時代にマッチしたものに変える。
(2)組織運営、人事の民主化。
現状維持では支持率は今が限界。健全野党としての存在価値は確かにある。しかし、自民党政治に代わる政権の受け皿となるためにはシンパが集まってヘソを見せあって満足している程度ではだめだ。党員とシンパ以外で共産党に投票した人の多くは日本共産党がどこまでも得票を増やしてゆくとは思っていないし、また望んでもいない。それはこの2点でいまひとつ信頼できないからである。自民党政治を終らせなければならないが、その受け皿が民主党では保守同士のたらい回しでしかない。国民は国民の視点にたった政党の出現を望んでいるのである。多くの国民の支持を得るには開かれた明るい党に脱皮しなければかなわない。日本共産党の責任は重い。