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自己反省も含めて―衆院選簡単な総括―日本共産党は自民とも民主とも決然と対決せよ

2000/6/28 地域経済分科会、20代、サラリーマン(連合組合員)

 こんばんは。
みなさまご存知のとおり、日本共産党は敗北しました。週末にもわが広島瀬戸内新聞でも、「ポスト総選挙の野党の役割」という題で社説を出す予定です。そこでも多少触れますが、ここで軽く総括をしておきます。
 なぜ負けたか。原因は簡単です。右へ寄ったから。その意味ではわたしが天皇制に賛成すべきだという趣旨に取られかねない発言をしたのは誤りでした。(なんだか森さんの弁明みたいで変ですが)。反省しております。
 ただ、天皇制よりは消費税での後退とか、そっちが効いているような気がします。あと竹下さんが亡くなったときのコメントもです。天皇陛下や日の丸、君が代に関連する 問題に付いては、日本共産党と私の見解はどうしても対立しますのでコメントは差し控えます。が、村山社会党みたいになってもほしくない危惧は皮肉にも当たってしまい、当惑しています。
 有権者を市場、政党を企業にたとえれば、日本共産党は民主党や自由党と言う先行企業が居るセンターからセンターライトへ食い込もうとして、逆に得意のセンターレフトの部分で社民に奪われ、センターライト市場では民主に当然勝てなかった。そういうことになります。レフトからセンターレフトを固める努力をすべきです。それには、それにマッチするような天下構想を練り、訴えつづける事です。
 私の過去の投稿を見なおしていたら、「階級政党の時代が戻ってくる」とありましたが、まさに日本共産党もある意味で、昔とは違いますが、途上国の人々や、労働者、中小企業、農村(多分早晩自民は切り捨てに掛かるだろう)の連帯の上にのった階級政党として前進すべきです。そして、高級官僚、農協幹部などの階級政党の自民党、自民党以上に大会社に阿る(サッチャーをやると鳩山さんはいっている)、民主党と決然と対決しましょう。自民も民主も途上国や労働者、農民の間での競争や対立は煽りますが、大会社同士では協力するのを認める。労働者が連帯しようとすると、経済効率や消費者の利益の名の元に反対します。競争・対立・官僚主導から、連帯・自治へ。これを軸に脱原発、都市政策、環境政策、農村政策、社会政策、経済政策について天下構想を練って行くべきです。
 社民党とは、ある程度連携も取りましょう。民主党と社民は憲法でほとんど正反対ですから。自公民と対決した狛江市長選挙は見事な圧勝でした。このことは、オール与党(社民、共産はのぞくほとんどの政党)と対決する政党としての日本共産党への「需要」は根強い事を示しています。反共攻撃なんて関係ないですよ。全然。不破先生、ちゃんと素直に失敗を認めてください。御願いです。この場合は、どうしても公明党が「政策実現できるのはうち」とアピールして競争になるでしょうが、そこは筋を通す事を明確にしていけば良いでしょう。現に狛江では勝っていますし、大阪府知事選挙でも無党派では相乗り候補を上回る得票を出していますから。
 とにかく、独自の天下構想を主張しつづけ、それで前進を勝ち取る。これぞ正道です。あくまで天下構想が先です。天下を取るために変な策謀を弄しては行けません。