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総選挙を振り返って

2000/6/28 kam、50代、会社員

 今回の比例票数は共産党に対する理解ある人々の数だと思います。前回の参議院選挙のこれを上回る数の人々は雨宿り的であったと思われます。これらの人々は森政権に反対する立場から、多くは民主党に投票しているでしょう。共産党にはまだ安心してまかせれないと心のどこかに思っているのではないでしょうか。確かに当面は民主主義革命でしょうけど、多くの人々はその先も考えざるを得ないでしょう。今のうちから社会主義の考えに理解をしていてもらう必要があると思います。反共ビラに対する反撃ビラのQ&Aは支持者からも好評でした。私が思いますには、日頃から社会主義に対する理解を国民に持ってもらうことが必要だとおもいます。いまだに社会主義社会になったら、私有財産がなくなると教えている高校教師もいます。財産は生活手段と生産手段に分けて考え、社会主義社会で問題になるのは、そのうち生産手段であり、生活手段である個人の財産は豊かになるのだと、今のうちから、何らかの形で理解していてもらうことが必要だと思います。国民にはまだまだ多くの疑問が、社会主義について有ると思いますが、将来も共産党に任せて大丈夫と思ったとき、共産党が大きく飛躍するのではないでしょうか。日本共産党と言う名前は、そのまま社会主義、共産主義の主張を全面に出しているのと同じです。社会主義などの理解なくして得票は増えないとおもいます。
 もう少し言わせていただければ、不況打開の国民の立場からの政策は有りましたが(例えばルールある資本主義)、多くの中小企業で働く労働者の立場からの分かりやすい政策がなかったように思われます。中小企業でも残業手当カット等、労働基準法違反の多くの事が行われています。これらの事は、1企業の中では解決できません。自分らの企業を売ることができません。労働基準局員を増やして抜き打ち的に各企業を検査できるようになれば、違反は減るのではないでしょうか。労働者の為の政党は、多くの労働者を引きつける政策も出していってください。