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政治をちまちまさせないために

2000/6/24 あられ、20代、青年

 はじめまして、党員の一人です。
 私は、すべての党派・無党派を基本的に信頼していませんが、消去法でみて最後に残るのが共産党だったので、今でも一応、合理的判断に基づいて選挙にも行きます。しかし今回は以前と違って気が重いことも事実で、不破路線の独走はむかつくが、選挙で共産党に入れないことにも何ら積極的意味がないから、変に割り切らずに、あえて矛盾した気持ちを持ちつつ投票する。たしかに、政策内容がよりましとかよりあしとかという相対的な問題は、私のような感情的人間にはほとんど魅力のないものです。私は、今のすべての経済社会問題を解決するためには、多国籍企業の規制がどうしても必要だと思ってるので(一応勉強してそういう結論をもったということ、そういう内政・外交を掲げようとしない政党はすべて支持しません(自民・民主・自由・公明・保守はこの点で全く同じだから無価値)。共産党はもっとこの問題を強く打ち出すべきだろうがおろかにも中央は弱腰になってる。おそらく共産党を批判する党派や自分は中立だと勘違いしている人も含めて、資産家や投資家のやってることは自然なことかとにかく公正なことだろうと思いこんでいるので、そういう宗教に引っ張られてるんでしょう。こういう宗教的前提をおいて議論をしていては諸悪の根元である多国籍企業への批判はタブー視され、財界はニンマリだが政治的にはちまちました争点しかなくなってくるのは当然で、日本の政治のレベルが低いのは基本的にこうした宗教的基盤があるからでしょう。こういう宗教から相対的に自由なのは共産党(と新社会)であることはさしあたり確かなので(だからとにかくネガティヴ・キャンペーンを受けるわけだ)、とりあえずそこらへんが増えることは、ちまちました政治の克服にとっては必要な条件でしょう。と同時に、社会 (有権者)の側がこうした宗教から自由になることが、ぎすぎすした社会を克服する十分条件となるでしょう。