8日付の『朝日』に共産党が政権入りした場合、「有事には自衛隊で対応する」「国会開会のときの天皇の『お言葉』の是非は政権の協議事項にする」と、不破が語ったことを報じている。
なんら、党員に相談なく次々と重要な転換を強行する不破・志位指導部・・・。あーもー、共産党員はなにやってんだよー!
政権に入る前は反対するけど、入ったら容認するなんて、議会の中でも、世間でも、通用するわけがない。そもそも、「不審船」への発砲も容認してるけど・・・。
そもそも、「有事」ってなんだよ! 前提としてそんなものが存在しないのに、軍事大国化がすすんでいるのが、今の問題じゃないのか? そんなんで、どうやって有事立法に反対するのかね? 石原の「治安対策」のための9月の自衛隊訓練にだって、反対する根拠を自ら放棄してるじゃねーか!
天皇の国会発言に反対しないだってー? 侵略戦争で殺されたアジア人や、死んでいった人々に思いをはせて言ってんのか? 身分差別に今も苦しめられてるアイヌや沖縄、被差別部落の人のことを考えて、それを打ち出したのかよ! とゆーか、国家主義がまたぞろ跋扈してる状況で、それがどんなに危険な意味を持ってるのか、分かっているのか?
そもそも、共産党が「国旗・国歌の法制化を」なんて言ったから、あんなものが法制化されたんだろーが! 自己批判どころか、さらに後退しちまった! まったく、どーすんだよ、共産党のみなさん?
もっとも、全党員が政権に目がくらみ、中央への批判などまた皆無なのだろうな・・・。「さざ波」のような中央批判を「左からの批判はベクトルが違う」って意見も多いようだし・・・。いっときの「景気対策」がこの原則を放棄するのにふさわしいのかね? そもそも、その「景気対策」が現実性あるのか? まあ、「下部構造」に根ざした「上部構造」の転向なのだから、共産党の社会党・第二インター的崩壊は決定的ですな、やっぱり・・・。分かっていると思うけど、改憲と徴兵制を主張する鳩山は、共産党よりも限りなく自民党、それも森に近い人物であることは指摘しておこう!
やっぱり、「先進国」においては、差別問題に取り組まない「革命派」はこういう末路をたどるのだろうな。
貧困や抑圧が巧妙に隠される「先進国」においては、最大多数の要求は「国益」に向かわざるを得ないもんね。その誘惑に抗するには、国際連帯や体制によって差別される社会的少数者への連帯というベクトルが必要であり、「自主独立」と「多数者革命」の路線は、やはり共産党の共産党たる所以の放棄にいきつくよね。
とにかく、もう共産党はだめだ・・・。完全に終わった・・・。選挙は当分棄権だな、こりゃ・・・。
「さざ波」のみなさん、報われるかどうかは知りませんが、がんばってくださーい。
それでも、(とくに党員に方に)レスつけてほしいけど・・・。