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選挙制度を民意が通じるようにしよう

2000/7/24 田中T、20代、学生

 選挙も終わり落ち着いてきました。そこで今日は選挙制度の問題について述べたいとおもいます。政策については割とマスコミも取り上げてますが選挙制度ではあいかわらず大政党を暗に助けており、あたまから小選挙区制以外は悪いという傾向がみられるようにおもえます。
 今回の小選挙区比例代表並立制は改めて問題のある制度だと解りました。今こそ選挙制度を国民の民意が生きる方向で変えていくべきでしょう。そしてこの面で共産党の姿勢が問われてきます。
 民主党は小選挙区論者が中心です。共産党はこの政党に秋波を送っていますが、それを改め、この政党との共闘は見直すべきでしょう。もちろん議会の枠内での共闘は歓迎ですが、民主党といいながら民主主義をつぶすような方向を助長してるように思います。彼ら(彼女ら)のいう小選挙区制導入と議員定数の削減はやはり少数者の声の圧殺と議会とのパイプを狭めるものだとおもいます。中選挙区や比例代表制は政権交代ができないといいますが細川内閣への政権交代は中選挙区制でした。ドイツ、ニュージーランド、オーストリアも比例代表制でかわりました。小選挙区制は確かに政権は変わりますが似たような二つの政党に収斂され選択肢や議論できる器を狭めるだけでしょう。小選挙区制から比例代表制に戻すことはきわめてむずかしいことはアメリカやイギリスの例が証明してますし、韓国でも金大統領はドイツ型の選挙制度を模索してますがハンナラ党や自分の党の中の造反などで思うようにいきませんでした。そういうふうに極めて難しいものです。
 自由党は今回比例区でかなり善戦しましたが小選挙区では4人でした。小沢氏は中選挙区制の動きを批判しました。そして暗に共産党や社民党を 万年野党的と批判しました。しかしながら政権交代できる制度とさけびながらも候補者を十分にたてて戦うことをしてませんでした。さらに地方では平気で相乗りをします。そういう資格はないでしょう。少なくとも自由党は240人以上たててからこういう論はいうべきです。わたしは小選挙区反対ですが自由党が本当に自立しようとするならこういう発言もまだ筋が通ってるいえるかもしれませんが。
 また民主党もこういう自由党と連携してるのですから危険な面があります。共産党は保守、無党派との連携を強調してますが、こういう面では自民や公明と連携してもいいと思います。公明党は中選挙区制を唱えています。社民党も併用性を唱えてますし、中選挙区制にも肯定的です。共産党とまっこうから対立する石原慎太郎氏や自民党の小泉さんなども中選挙区はに近いです。この選挙制度という面では共産党が独自性を発揮して幅広い共闘を模索すべきでしょう。民主党と自民党が仮に取引をして小選挙区制をとなえればいつでも通る状態です。イタリアのような国民投票もありません しマスコミもこの選挙制度の問題で「前科」があるせいか及び腰です。産経などは自民と民主が組んで小選挙区をと唱えてます。容易ではありませんが中選挙区のための幅広い共闘に是非取り組んで欲しいとおもいます。茨城県では中選挙区復活を求める決議を民主党を除くすべての政党の賛成で可決しました。これは県議会レベルではおそらく初めてでしょう。共産党も賛成しました。共産党は「比例区をなくすことを批判しながらも小選挙区を廃止し寄り民意を反映する一歩」として賛成しました。定数3とか2とか自民公明はいいますがここで一部で定数4とか5にすれば共産党も話し合えると思いますがどうでしょうか。民主党などは政権交代ができないといいますがその気になれば過半数を立てることができるでしょうし票の食い合いの問題も票割りをすればいいことです。そしてより問題をくっきりとできますし多くのミニをそれこそ収斂します。是非小選挙区制の廃止のためマスコミの批判にもたえ進めるべきだと思います。