以前、一週間以上前ですが、ニュートラルさんという方の投稿の中に「ある小学校では、教組と小学生が校長に土下座までさせたとか」という文章がありました。おそらく国立の某小学校のことを指しているのでしょうが、そこでは、校長は「土下座」なんてしてません。教組も殆ど関係ありません。上記のような話がまことしやかに言われているようですが、S経新聞による完全なデッチあげです(だいたい、校長自身が、私は土下座はしていない、と新聞社に抗議したそうな)。いいかげんな事実認識で偉そうなことをいうのはやめましょう。
で、事実誤認の訂正はこれでいいんですが、しかし、「普通」「人をひきつける」という言説があちこちで聞かれますが、「普通」とは何ですか。「ニュートラル」とは? テレビ受けも大事でしょうが、本当に大事なのは、それぞれの地域の文脈でどう支持を集めるか、でしょう。実際に土下座してないのでわかりませんが、土下座だって、その小学校でもし受け入れられるような雰囲気が作られているのならそれでいい。それが「普通」でしょう。僕から見ると共産党は「普通」になろうと、無駄で薄気味の悪い努力をしているようにしかみえません。でもそれは、「平均的日本人」という言説にもにた、メディアによって作られた虚像に対して、メディア的な(あくまでメディア的な)最大公約数に対しての訴えかけでしかないでしょう。しかし、その「普通」は「現実」ではない。
もちろん、虚像もそれなりに大事かもしれない。たしかに東京はそのメディア合戦の勝者が2期続けて知事をやっているという全くもってどうしようもないところです。ただ、メディア的な言説において、共産党に勝ち目はないでしょう、どう考えたって。今の「しんぶん赤旗」とか見てる限りでは、メディア合戦しようとすればするほどはずしそうな気がします。まるでどこぞやの国営放送のように。個人的非難になるかもしれませんがある(おそらく)若手党員のやってるHPもそんな感じがします(ロックバンドの名前を使えばいいというものではない)。
そして、重ねていえば、メディア合戦をやってる以上、あほな反共宣伝と同じ土俵だってことです。そしてそれには多分勝ち負けなんてない。それこそ「空中戦」です。イデオロギー闘争というのは、本来そういうものではないでしょう。
時代におもねるのだったら、そもそも政治なんかに興味もたないのが、いちばんカッコいいんだから。せめて筋だけは通してよ。