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共産党が言う科学的社会主義とはテクノロジーと言うものを軸に据えた思想だと思う。昨今の目覚しいテクノロジーの進歩に対して共産党が具体的なビジョンを抱けていない。国民が共産党を信頼し支持してくれるためには２０世紀のソ連や中国と言った社会主義国とは違う一部の人間が国民の上に立つシステムではなく科学技術によって力による支配ではない人民の平等を可能にする具体的な思想を２１世紀の今考えなくてはならない。例えばインターネットによってＮＧＯのようにグローバルな労働者の連帯をスピーディーに効果的に実現できないだろうか。大量生産時代の今一部の労働者のストライキをすることより多くの消費者が連帯して一つの企業の製品に対して徹底的に不買運動をして流通を妨げるほうが効果的なような気がする。それといわゆるＩＴ革命による消費と流通形態の大変革が実現したら従来型の資本家と労働者の闘争と言う形もだいぶ変わるのではないか。ともかくも基本的にはマルクス主義は正しいかもしれないがマルクスがいたのは２０世紀の前半であって昨今のテクノロジーの大進歩による社会形態の変容まではわからなかっただろう。だからこそ今の時代を・・・（文字化け）・・・。
そもそも共産主義とは宗教ではなく思想であって盲目的に教条主義的に信奉するものではない。だが今の共産党の人たちは中央部以外がまったくの受身になっていると思う。べつにマルクスでもレーニンでも臆することなく向かっていくことが必要だ。ただありがたがってあがめていたらそれは創価学会とまったく同じだ。皆で考えて議論しあっていかなければ弁証法はストップしてしまう。その点では今の民主集中制という党のシステムは逆行していると思う。皆で自由に意見を言い合える空気がなければ党自体が発展しないだろう。
話は変わるが今回の総選挙はまんまと自民公明の罠にはめられたようだ。あのひどい中傷ビラをまかれたのは本当に許せないがしかし投票日のテレビでの選挙結果へのコメントでまず第一にこのビラを見せて「謀略ビラをまかれたせいだ」と不破さんも志位さんも怒っていたがこれはまずかった。ビラを知らない地域の人には何で負けた責任をビラなんかのせいにするのかと悪い印象を与えてしまった。しかもテレビと言うメディアで謀略と言う日ごろまったく普通の人は聞かない言葉を連発したのもまずかった。これもまた悪い印象を与えてしまった。だからまんまと自民党、公明党にはめられてしまったなと思った。