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金融問題、また日本共産党にチャンスが巡ってきた

2000/8/2 地域経済分科会、20代、サラリーマン(連合組合員)

 こんばんは。
 金融問題は、98年以来の大荒れの展開となってきそうです。
 新生銀行問題、日債銀問題。
 しかも、国有化を主張したのは思い返せば民主党です。
 民主党とそれを丸呑みした自民党が今回の事態の紛糾の 責任を負うべきです。
 日本共産党は、いまこそ、自民 を厳しく批判し(自由、社民とも歩調はそろえて)、 またいまさら、この金融問題で、自民批判を 展開する民主を返す刀で批判すべきです。
 野党同士だからと言って遠慮は要りません。
 一挙に支持率を回復するチャンスです。
 わたし自身としては、いまさらしてしまった 瑕疵担保条項を撤回するのは、それはまた日本の信用を 落とす面もあるとおもいます。
 ただ、これは公序良俗に反する、すなわち新生銀行は 儲かったときは国になにも還元しなくて良いが、 損をすれば国を頼りにできる無茶苦茶だという論理も あり得ます。今後もこんなことを平気で受け入れる国、 という評判が立てば、日本は無防備な国として 一儲けたくらむ人々の餌食にされつづける危険もあります。
 どうやら日本共産党中央はこれは「不平等条約」 という論理で議論を展開しています。奇しくも自由党と 意見が一致していますが、良いでしょう。
 説得力ある論理で民主、自民を批判し、風を 起こす事は不可能ではありません。いや風を 起こしてくれなくては、保守層も含む国民にとっての 不幸です。いくら御金があってもたりません。
 まだ経営再建して値上がりする見こみがある銀行株を 買う形での「資本注入」なら、国も結局は損しませんが、 今回はあきらかになにも残りません。政府は売却を 急ぎすぎました。
 しかし、自民党と言う政府に国有化をさせたのが そもそもの間違いです。民主党ならもっときちっとやったでしょうが、 いかんせん自民が政権政党です。民主党が「こんなはずではなかった、 俺らならこういう風にやるのに」というのは自分らの 読み違いを白状しているだけです。
 ここらでもう一発日本共産党ががつんと言ってやって、 それで自民党が改めれば国民のためになりますし、 改めなければ、来年参院選で日本共産党は 民主、自民の伸び悩みから躍進できるでしょう。