大阪府箕面市と言えば・・・箕面忠魂碑訴訟・箕面の滝と箕面の猿・故笹川良一の別荘のある所・競艇主催都市として競艇バクチのテラ銭で潤ってきた所・知的市民層の多い所・役所の不祥事が多発している所・・・・
そして、5人の共産党市議だけでなく3人もの市民派議員がいる、関西で最も市民派議員の多い市・この3議員が議員歳費の値上げ分受け取りに反対したら「歳費全額を支給拒否」するという暴挙を市が敢行した所・・・です。
この箕面市で、任期途中の市長が6月末に突然「病気で辞職」表明したために、8/20告示―8/27投票の市議選に市長選が重ねて行なわれることになりました。
「30年間も市役所幹部が市長になる」中で派閥情実人事の横行と職員の資質低下が続き、特にこの半年間に47人もの処分者を出すほどの不祥事続きの箕面市では、「市役所外からの清新な市長」の必要性が誰の目にも明らかになってきました。
しかし学識経験者などなど当たる努力が不調に終わったために、7/9に市長選出馬表明に踏み切ったのが前回2期目トップ当選の市民派議員=藤沢さんでした。
他に、市長と共に引責辞任してもおかしくないはずの助役が、なんと「市政の継承」を掲げて自公体制で出馬表明し、連合系の市職労をバックに民主党元府議女性も出馬表明。
@こういう状況の中で「我が共産党」はどうしたかというと、ずっと候補者を決められずにいて、7月末あたりになってようやく発表したのが、なんと「元市役所総務部長」というお方。前回市長選挙でも共産党が推した「保守・無党派との共同候補」で人柄は悪くないようだが、なんで今、「市民派との共同を無視して元総務部長」なのか?
前回(2年前?)市長選挙では、市民派議員3人とはいえ2人は新人女性で今ほどの総合力はなく、共産党と市民派の相互不理解も強く、市民派は「自主投票」となったが、今回半年で47処分者の役所不祥事の中で、藤沢議員が3期目楽勝の議員の座を投げ打ってまで市政刷新の決断をした中でも、前回と同じ元総務部長を保守派と担ぐセンスの無さにはがっかりです。
6月衆院選挙での共産党後退は、活力ある市民派との共同をせずに、大衆運動抜きの打算的な民主・保守派スリ寄り偏向のため、と戸田は判断しているのですが、その二の舞を箕面市長選挙で共産党がやろうとしていることを憂慮します。(しかも「2度目は喜劇として」・・・・・・)
@戸田は保守どころか反動派との共同さえ一概に否定するものではありません。かつての大東「革新市長」は保守の人を共産党と保守土建屋勢力を含む人々が共同で担いだものであることも承知しています。共産党以外の左派や市民派勢力が確固として存在しない場合はそれでいいでしょう。
これにケチをつける「市民派」がいたとしたら、「空論的で身勝手な評論家的姿勢」だとして戸田はこれを批判します。
@しかし、今回の箕面の例はそうではありません。「小異を残して」、「市政体質の抜本的刷新」という「大同につく」べき局面なのです。藤沢市への批判があれば市長にさせてからでもいくらでもできるし、かえってその方が有効でしょう。
今大事なことは「市政の劇的な変化」です。
☆3人の市民派議員はいずれもHPを有しています。それをご覧になれば、これらの人々の誠実さと有能さが分かると思いますのでぜひご覧下さい。
★ 藤沢 純一 の箕面市民ネットワーク
http://www3.justnet.ne.jp/~minohnet/welcome.html
★ まきの 直子 とともに歩む会
http://www3.osk.3web.ne.jp/~makino96/
★ ますだ 京子 と市民の広場
http://citizenpower.tripod.co.jp/masuda.htm