こんばんは。
おひさしぶりです。「保守」の地域経済分科会@広島です。
1993年、日本共産党はまさに「どんぞこ」
の状況にありました。
同年の総選挙での得票率は8%を割り込み、
自民vs保守系新党の構図にすっかり埋没してしまっていました。
しかし、その後、自民と社会が連立を組み、新党も離合集散を
繰り返した。
地方レベルでは相変わらず、特定大学卒、特定省庁出身、
日本共産党以外相乗りの首長候補が幅を利かせ、政策論争は
ぱっとしなかった。
こうした中で、日本共産党以外の政党は軒並み株を下げ、
1995年4月の統一地方選挙では青島ノック現象、
参議院選挙では、投票率の低迷と日本共産党の躍進
となりました。
そして、その流れは、96年の狛江市長選挙、足立区長選挙、
総選挙、97年都議会議員選挙、国分寺市長選挙、98年
参議院選挙ならびに東大阪市長選挙となって続き、日本共産党は
躍進を続けたのです。
これはひとえに他の政党が目先の離合集散で
信用を失う中、日本共産党だけは筋を通してきたからです。
真摯な姿勢は、おおくの保守層の共感も得たのです。
ところが、躍進におごったとは思いませんが、
99年以降、日本共産党は、どうも政権参加を急ぐ余り
自党がどうして躍進できたかの理由を忘れてしまった
のではないでしょうか?
そうして民主党に過剰に同調して独自性を失い、
今回総選挙では敗北を喫したと言えましょう。
しかしあきらめる事はありません。93年からの道を
思い出しましょう。
どうせ、民主党人気は長くは続きそうもありません。
地方レベルでは相変わらず自民に相乗りして旧来型
政治を続けるので信用を失うのは遠くはありません。
むしろ日本共産党はその巻き添えを食わない事だと
愚考いたします。
無論、盗聴法廃止や金融問題など一致できるところで民主党や
自由党と組んで自民党を批判するのはかまいませんが、
しかし民主党も「オール与党の一員に過ぎぬ」として
批判すべきです。
政策が殆ど一致する社民党とは民主党よりは密接な
関係を維持すべきでしょう。同じ「革新」として
一緒に伸びて行く事を考えるべきです。
それでも地方レベルなどでの誤りは批判すべきです。
日本共産党は自公ブロック、民主(右派)、自由ブロック
に対抗し、自治、協力、連帯を前面に押し出した天下構想を
、経済でも外交でも堂々と主張し、信頼を回復しつつ、
民主党の「自滅」を待てば、躍進する日は、21世紀初頭の
遅くない時期、再び必ずやってくると信じています。
短気を起こして政権入りを急がない事が重要だと愚考いたします。
広島カープではないが、「STRAT FROM 00」で頑張ってほしいところです。