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一般投稿欄

党員諸兄姉へ学習してますか

2000/8/21 大塩兵七郎、50代、会社員

 不破自衛隊容認論批判の拙文を出したから早や2ヶ月になろうとしています。この間、私の周辺(党員及び非党員)や関係する組織(党には非ず)において、問いかけや主張を試みてきました。まず半数以上は、当該発言や報道記事を読んでいないありさまです。次に多いのは、「政党防衛」本能がはたらいて、「やむをえない選択」として容認する人々。中には、「支持する」「自衛隊の協力を得て侵略を排除する」といった、小林よしのりも泣いて喜びそうな発言をほとんどためらいもなくおこなう人物(その筋ではかなり名の知られた人物ですが、今は本人の名誉?のために名を伏せます)さえいる始末です。あるいは、応答を拒否してだんまりを決め込む人もいます。何をおそれているのでしょうか。現在の幹部諸君は、歴史を捻じ曲げてまで、「査問」はありませんよと保障してくれているのにです。やはり、党組織の専従などで、生活の糧を得ている党員にとっては、危ないことには手を出さない方が身のためという悲しい才覚が働くのでしょうか。
 異見を持つと排除されかねない今の党内民主主義が災いしてはいないでしょうか。かくして、まともに考えようとするのは2、3人といっていいでしょう。前途多難ですね。自衛隊の実態や憲法の平和主義規範を知らない人が多いのです。まさに、論語読みならぬ「憲法九条読みの九条知らず」といった態です。こんなところに、「革命政権での中立・武装」といった景気の良い方針を打ち出していた時代の負の遺産が露呈しているのでしょうか。
 いったい党員諸兄姉は、何をしているのでしょうか。もれ聞こえるところによれば、高齢化と多忙の仕事でまともな学習や行動もできない状態にもあるとか。本さざ波通信の「党員討論欄」を見ても、失礼ながら理論的にまともでしっかりした意見を開陳している通信はほとんどなく、落書き風の感想がほとんどではないでしょうか。これは、意図的な挑発発言ですが。かくいう私の発言が、ぼやきに近いものですから、立派なことは言えませんが。それにしても、低水準ですよね。
 そんな中で、幹部は「綱領の学習を」とよびかけ始めました。一つ、これを良い機会にして、党推薦のダイジェスト解説によらず、是非ともそれぞれの原本に当たって、綱領および各大会決定を読み込んで欲しいものです。必ずや、真っ当なものの見方や原則が理解でき、現在の幹部諸侯の豹変振りと出鱈目さが浮き彫りになるはずです。かくすれば、通信編集部が提供している論文の水準の高さにふさわしい意見の応酬も期待できるのではないでしょうか。
 通信欄で発言してしまうと組織内で同趣旨の発言をしたときに疑惑をもって見られるなどとケチな心配をせずに、それなりの使い分けと言い回しの工夫をして、堂々と論じて欲しいものです。
 蛇足ながら、その際、いうまでもないことでしょうが、アップロードする前に、事前に「メモ帳」で、自分の主張を練ってから貼り付けて送り出して欲しいものです。他の方の通信を読んでいますと、接続したまま時間を気にしながら書いたのではないかと思われる節のある短文や杜撰で舌足らずな文章が目立ちます。この点、お互いに有意義にこの通信欄を使いたいものです。妄言多謝。