投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

「歴史創造への参加意識」を持てるような運動展開と心配りの宮崎学氏に敬服

2000/8/13 ヒゲ-戸田、40代、門真市議

 ヒゲ-戸田HP・「自由・論争掲示板」への書き込み転載です。今の日本での左派の「運動」作りを考える足がかりに、と思い書いてみました。

 ===============================
「あはは。楽やろ?わしの戦いは」とシャレる宮崎学氏ってすごい・・
 ===============================
 もし宮崎学氏と「電脳キツネ目組」HPなかりせば、国労大会がこれほどの注目を受けることなく、闘争団切り捨てが断行されていたことだろう。現代に希有な闘争アジテーター&ケンカ屋として敬服しつつ、そのHP最新情報を抜粋転載します。
 詳しくは http://www.zorro-me.com/miyazaki11/00826-1.html  を見て下さい。
      **********************************************
宮崎学である。
 いまさっきまで各方面との連絡に追われておったが、ようやく一息ついたとこや。・・・昨日の昼2時に、「総辞職」の方針をホームページに書き込んでからさきほどまで、猛暑の深夜に三宅坂の社会文化会館前に座り込んでくれた、電脳キツネと突破党員がい なかったら、やはりこの結果 はどうなっていたかやはりわからなかったのだ。
 今回の作戦は、3方面での戦いであった。まずひとつめは、「7.1」臨時大会の流会をここで取り戻し、なんとしても「4党合意」にすがりつこうという執行部の説得である。これはわしと設楽がやった。
 つぎに、それでも「4党合意」を採決するなら、そのために必要な129人の3分の2をとれなくしてしまう。つまり43人以上の代議員をして反対するように説得することだ。これは当然闘争団の人が中心になってやった。
 そして、最後の手段が、本日8月26日の社会文化会館での臨時大会開催そのものの阻止であった。

・・・  昨日の中野に1350人もの戦う意志をもった支援者が集まり、めちゃめちゃ盛り上がってしもた。そのうち電脳キツネは三宅坂に、別 の300人は国労会館に抗議行動に、という動きのなかで最後まで態度を明らかにしなかった代議員たちが、「やはり組合は戦わないといけないですね」と、こちら側に参加する人が輩出し、こちらの票読みではなんと60余人が「4党合意反対」になったのだ。半数近い代議員が反対にまわりそうだ、ということだ。  この情報は当然、執行部もつかんでいた。
 で、彼らは採決を断念したのだ。それでも、一縷の望みをもって強行突破の可能性をさぐる動きもあったようだが、それも深夜、社会文化会館の前に泊まり込んでいる「わけのわからんヘンな連中」の数をみてあきらめたようだ。

 むろん、数十人の電脳キツネが1500人ぐらいは動員かけとった物理的に敵うわけやないよ。
 しかし、戦いの帰趨は数ではなく闘争への意志で決まる。しやから、あそこで楽しそうにカップラーメンをくうておった電脳キツネの若い諸君の姿を見た敵のレポは、なにがなんだかわからんかった。
 午前6時、岩手盛岡からくるはずだった執行部側ゲバルト部隊と機動隊500人を相手に、流血の惨事になりかねない、という時期に、マンガよんでラーメンくうて、ケータイでインターネットやっとった諸君は敵からみたら、よほど自信満々に見えたんちゃうか。なんせ彼らから見たら別 世界のニンゲンやからな。あはは。

 そんなわけで、午前3時過ぎ、具体的には、国労執行部は全員辞職、の腹を最終的に固めたわるあがきをあきらめたということだ。・・・・まあ、自分は「社友会館前でカップラーメンくうてただけや」とおもう人もおるやろけど、それでもキミは歴史を変えたのだ。あはは。楽やろ?わしの戦いは。

 闘争団の結論としては
 ★4党合意は今、臨時大会では採決しない
 ★執行部は総辞職する
   これを条件として
 ★今回の臨時大会は阻止しない
 ★中央本部は「1票投票」を今後改めて行う姿勢を堅持したが、闘争団はこれにあくまで反対したので、26日8時半より、中央執行委員側と再度交渉へ
 あはは、これは完全勝利とまでは言い難いが、半分か、それ以上の勝利やろな。

 このタタカイは7月の国怪前の座り込みから始まったが、あのときあまりに人数が少ないのであざ笑っていた労働官僚議員もおった。が、1月後、こうして日本労働運動史の巨大組織であった恐竜も、アリのような我々の戦いの前に、執行部全員辞任、という結果 になったのだ。
 (後略)
 ほならまだいろいろあるが、とりあえず朝のゲバルトはなくなったからねる。
           2000年 8月 26日未明              宮崎 学
   **********************************************************
 「電脳キツネ目組」HPでは国労闘争について、すごい情報を次々と発信していった。写真・イラスト・参加者報告も載せ、時間を追ってHP画面もどんどん作り替えるほどで、少し見ていないと「アレッ、さっきと全然違うレイアウトや」と驚くほど。
*宮崎ウォッチャーの人は、こういう緊迫した場合ではその都度の画面をコピーしておかないといけないね。

*「カップラーメンくうてただけやとおもう人もおるやろけど、それでもキミは歴史を変えたのだ。」・・・・「それでもキミは歴史を変えたのだ」、こう言ってもらえたら若者はどれだけうれしいことか。「歴史創造への参加意識」を参加者が生で持てるように運動を展開すること、そういう心配りを行うこと、が大事ですね。