こんばんは。
くどいようですが、「保守」の地域経済分科会です。
はじめまして。
「さざ波」が匿名で運営しているのはやむをえないと愚考いたします。今の日本共産党のあり方を考えれば。
査問でもされたら大変です。わたしは、私のHP(以前に何度もここでURL公開している)をたどれば、実名はすぐわかります。だが、それは私が日本共産党とは何の関わりもない、どちらかといえば保守陣営に属する人間だからです。(あえていえば、日本の民主主義の健全な発展のため、日本共産党にも頑張ってほしい(それは自民党にも、公明党にも民主党に対しても思っていること)と考えているくらいです。)
党員は反対すると査問され、一方幹部は会議で決まったわけでもないのにころころ方針を変える。まあ、自民党でも野中さんや亀井さんに反対したら酷い目にあうので大差はないといえばそれまでですが。
はじめまして。大塩様の心配しておられることは理解いたします。
が、わたしは、別にこの掲示板に大学の大先生がするような理論は求めません。
それより、党内民主主義が確立しない現状(民主党のように公式掲示板で活発な議論がない)状態で、貴重な存在だと思います。
むろん、急いで書かずに1度は見なおすくらいは必要でしょう。それは一般に言えますね。
「雑録」の世界の現実と民衆の闘争を欠落させた「入党のよびかけ」 (日本共産党中央委員会の「青年への入党への呼びかけ」への批判文)、興味深く読ませていただきました。
日本共産党中央委員会HPの該当箇所も読みました。党中央の勧誘文書は、ふーむ、なるほど、とは思いますが、それ以上は行きません。
無論、今の現代日本人気質を愚考しますに、あまり組織には縛られたくはないというのがあるとおもいます。
しかし、編集部ご指摘の通り、現代若者には正義感もあります。
ただ、いまのところ、どうも若者(というか20、30代)くらいで都市部の人の怒りというものが、官僚など支配層だけでなく、地方にも向かっている。また、排外主義的なもにも向かいつつある。
社会保障問題も下手をすると、高齢者と若者の戦争になりかねない。
それは先日投稿の「都市部中心にまかり通るナショナリズム・ポピュリズム」でも指摘しましたので詳細は省きます。
怒りが利権政治の構造や「大企業にばかり都合のよいグローバリズム」に向き、それを改革する(例えばアメリカの大会社横暴を途上国サイド、消費者サイドにたって押えるなど)方向にむけばよいが、近視眼的高齢者・弱者への反感、地方への反感、外国への反感に結びつくと極めて危ない。「間違った保守主義(これはわたしの思いついた造語で一般的には「極右」と読み替えて結構です)」へ若者をおいやってはなりませんが、残念ながらそういう現実がある。
これは実はアメリカの大会社などから見るとおもうつぼです。途上国の消費者と先進国の消費者、地方と都市、老人と若者、弱いもの同士が「間違った保守主義」に走って「内ゲバ」をしてくれればしてくれるほど、矛先が鈍って助かります。「分割統治」というやつです。
むろん、自然環境はめちゃくちゃになり人心は荒廃するでしょう。
日本共産党も我々保守陣営の人間もこの流れは押しとどめる必要があると愚考いたします。分割統治に乗らず、自治、連帯、共生的競争へ向かっていく必要があります。保守と革新でその進め方に違いは出てくるでしょうが。
ウルトラ保守の石原知事誕生、都市部での「民主党躍進」は悪い兆候です。で、自民党までそれに同調してしまっている。
なんのための自民党か、怒りを禁じ得ません。公共事業を見なおすのはよい。がそれなら民主党的自己中止主義ではなく保守として、日本の誇るべき自然環境と国土をどう守って行くのか、どう今の矛盾を解決していくのか、選挙に1回くらい負けてもいいから堂々と主張してほしかった。
「保守」とはそもそも、よいものは残しつつも時代に適合させ進歩させる。大会社の横暴をそのまま剥き出しに許すのが保守ではありません。イギリスでも金融で儲けた人は結局引退して田舎へ引っ込む。地方の過疎化を防ぎ環境保全にも貢献しています。日本ではなんでも無原則に変えるのが保守のようなってしまっている。
そして偏狭なナショナリズムも欧州では保守とは無縁です。
それはともかく、「間違った保守主義」へ若者が向かわないようすることが大事だと愚考いたします。
幸い、今の若者には共産主義へのアレルギーは少ない。スターリンも毛沢東も過去の人です。
一方で、社会党が信用を無くし、自民党も衰退、公明党は頭打ちです。民主党もぱっとしない。日本共産党には十分チャンスがあります。
ただ、編集部様、できれば帝国主義とかそういう、大仰な言葉をおっしゃらなくても現代の若者はむしろ、途上国の現実の写真とか、原発周辺の町の様子、ゴミ処理場の実態などを見せればまた案外分かってくれると思います。
ベトナム戦争はちと古すぎます。私が生まれる前に終わりましたから。やはりゴミ、原発、ダム、基地が国内ではわかりやすく、世界的には児童労働などの人権問題、食糧問題、貧困問題、核問題などが教科書でも多少頭に入っているので若者には分かりやすいでしょう。
そしてそれらが全てつながっている事を分かりやすく説明する。経済構造で言えば、日本は資源をどんどん外国から環境を破壊しつつ取り入れ、国内でどんどんゴミに変え、それを地方や途上国に押しつける。それを図にするとか。(こんなことを言うとお前は革新系だろうという人は居ますがそれは違います)
当然、日本共産党は、どんどん先頭に立って矛盾を訴え現実を変える行動をするべきです。さすれば、「よい保守主義者」も、心を動かされる事でしょう。
それをもとにまじめに、しかし気軽に考え、議論するような場を提供できる組織に日本共産党がなっていくことが重要だと思います。
そのときにはなにも「日本共産党」でなくてもよい。社民党と新党を作って合流してもよいでしょう。筋を通せるならば。現状はまだ社民は「大臣病患者」も残っており、全面的には信用できませんが。
なお、天皇制や死刑問題、少年法問題ですが、これはどうしても私を含めた保守の人間とはどうしてもかみ合わないでしょう。どうも理論的にはともかく、私の心の根っこにあるものとして、日本共産党の本筋(志位さんたちの容認発言ではなく、本来の同党の政策としての天皇反対)には賛成しかねます。
ただ、筋を通して共感を得られれば、天皇制に同党が反対していることだけを理由に保守層が「敵」にはなることはあまりないでしょう。