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不破さんへ

2000/10/10 天使の鼻歌、40代、会社員

 不破さんの「柔軟路線」は、じつは、人生の黄昏を目前にした、彼なりの、政治家として、将来の日本に対する責任のとり方なのではないでしょうか。ゴルバチョフの登場以来、ソ連の崩壊を経て、宮本さんから実権を受け継いで、やっと、気がねなしに、自分のやり方を世に問うことができるようになったのではないでしょうか。彼自身、民主集中制に犠牲を強いられてきたのではないでしょうか。彼は、新思考の登場以来、ひそかに新たな事態に対応するべく、少なくとも、ロシア革命の過程について、再評価を行なってきたのではないでしょうか。そうです、ついに「そのとき」がやってきたのですよ、党員の皆さん。10年遅れてね。でもこの10年の遅れは、日本の状況を把握するために、必要な期間でした。
 不破さんに望みたいことは、いままで、中央の方針を忠実に実践してきた、あまりにも模範的な現場の党員の心の痛みをわかっていただきたい、ということです。いままでの指導方針とまったく違う方向に導くには、それなりの時間と、そして、すこしでも、いままで同様、現在の党員と同じ道を歩みたい気持ちがあるのなら、十分な論議を尽くしてください。晩節を汚すか、汚さないで済むかは、まさに、ここにかかっています。