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そんなわけで、このページを初めて訪れました。
私は、とても不思議に思います。ソ連崩壊後の今なお、「万世一系」の日本共産党執行部がなぜ存続することができているのかと。もちろん、それを支える多数の党員が、ソ連崩壊後も、相変わらず執行部を支えているからでしょうが。ですから、私の疑問は、なぜ多くの党員がそうしていられるのか、ということになります。
日本国の執行部は、先の世界大戦で敗北したのに、その後現在まで執行部にとどまり続けています。何の総括もせぬままに、自らが昨日まで攻撃していた諸価値にしたがって国家運営を始めました。それを許してきたのは多数の日本国の構成員であり、そこに日本国の構成員の曖昧さがある、などと言われることもあります。
他方、日本共産党執行部は、社会主義国であると規定して党員や党外にその宣伝を長年繰り広げてきたソ連が崩壊すると、元凶だ巨悪だと口を極めて攻撃を始めました。そして、長年に渡り巨悪ソ連の宣伝をして党員を集めてきたことの総括もせぬまま党大会をガス抜き討論でやり過ごし、今回は順調に前衛党放棄に軟着陸しようとしています。
現実主義の見地から日本国の「万世一系」の現指導部を支持するのならいざ知らず、それを一貫して非難してきたはずの日本共産党員の多くが、共産党の「万世一系」の指導部を支持しあるいは非難しないのは不思議なことに思われるのです。