「赤旗」10/19で規約改定への意見を掲載した「別刷り」に関するマスコミのインタビューに不破委員長が答えています。
「個人意見の公表は18年前からやってきたこと」というタイトルを見て「なるほどね」と思いました。というのも今回出されている規約改定案の第一章の(四)「党内に派閥・分派はつくらない」というのを思い出したからです。個人の意見ならいいよ、ただし派閥・分派はだめよ、というわけです。
38万の党員のほとんどが中央と同じ考えで、それ以外の考えはみなそれぞれ異なっているのであれば、それはもう「個人」の考えしかないでしょうが、そんなことはありえないでしょう。
中央と異なる考えを持つ人が増えることの原因を、すべて外部的要因として考える思考も問題です。普通これまでと違う方針を出したら、それに反発する考えを持つ人が出てくるのは当たり前のことで、その溝を討論によって埋めていくことこそが必要になるのです。あらかじめそのような人たちを切り捨てるためだけの規約そのものがおかしいのです。
公然と分派による論争を防衛するということこそがたのブルジョア政党には絶対に真似のできないことです。たった2ヶ月そこらの「もちあげ議論」を「大会の議案を提起してから、二ヶ月間、全党討論をやるという党は、日本の政党の中でもあまりないでしょう」(同「赤旗」)として自画自賛をしている場合ではないのです。
とか思っていたら今回の「さざ波」攻撃です。なぜこのようなサイトができるのかを外的要因ではなく、自らの問題として考えなければならないのではないでしょうか? まだ別刷りを見ていませんが、「個人」の見解が、「個人」の見解として「処理」されないことを願っています。
みんな注目しています。マスコミは不破氏がいうように温かいまなざしではなく「もっと右へ!」という民主党とおなじスタンスで共産党を見ていますよ。なんでそんなことが判断できないんだ?
それにせっかく「スケールの大きな議案」を作ったんだから、もう少しスケールの大きい批判をしたらどうですか?「赤旗」さん。