僅か二箇月の各級会議・「議論」終了をイチジクの葉にして、第二十二回党大会の開催は目前に迫った。
大会は、果たして、ただただ不破・志位執行部の御宣託を有難く頂戴するだけの信仰告白に終わるのであろうか。縷言は弄しまい。代議員諸氏には、理性を重んずる共産主義者たる矜持のあらんことを希望するのみである。なにも恐れることはない。彼らが如何にマルクス、レーニンの文献知識に長け、博引旁証にこれ努めようとも、それが直ちに思想性を保証することにはならないのだ。
孫引きの受け売りであるが、大田昌秀氏の近著『沖縄、基地なき島への道標』の終章が引用するゲーテの言葉を、諸兄姉に贈ろう。
「財貨を失うこと、それはまた働いて蓄えればいい。名誉を失うこと、それはばん回すれば、世の人は見直してくれるであろう。勇気を失うこと、それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう。」
声を挙げよう。王様は裸だ!