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自衛隊をめぐる議論について教えて下さい

2000/11/20 樹々の緑、40代、自営

 最近このサイトを知って、詳しくではないですが、興味深く拝見しています。初歩的な質問で済みませんが、どなたか教えて下さいませんでしょうか。  1970年代、共産党は、「自衛隊は違憲の軍隊だから、解散させるべきである。独立・民主・中立の日本になった暁に、国防上の必要から憲法を改定して軍隊を設置するかどうかは、将来のその時の国民の意思によって決めればよいことである」と主張していたように記憶しています。当時も、そのような主張を聞きながら、「将来のその時の国民に対して、現在の共産党はどのように提案するつもりだろうか」と、何となくはぐらかされた感じがしていました。けれども、「違憲の軍隊は解散させるべきだ」ということは、明確だったように思います。
 現在、共産党の公式的な説明では、「違憲な軍隊の解散をどのように具体的に実行するかを、さらに段階を分けて詳しく明らかにしたものだ」という説明が行われているようですが、現在の自衛官や自衛隊内勤職員の転職先の指定・あっせん、武器弾薬の処分方法の決定など、様々な段階を経て自衛隊が解散されるだろうことは、当時から当然に予想されていたと思います。とすると、どうして「その解散に至る過程の途中の時点で有事が出来したときに、自衛隊の持っている軍事力を利用するか」についてまで、あえて詳しく解明しなければならないのでしょうか。そのような議論が、最近共産党の周辺で特に盛り上がってきたため、解明を余儀なくされたためなのでしょうか。