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テレビ報道によると、共産党執行部が有事に自衛隊を利用することにしたのは、国民に対する責任を果たすためだそうである。
そうすると、自衛隊を利用しなければ国民に対する責任を果たすことができないということになろう。
そこで、第１に、今まで自衛隊を攻撃するのみで、その利用を考えてこなかったことは、国民に対して無責任な態度であったと自己批判しなくてはなるまい。自己批判しないなら、態度の変化が客観的情勢の変化に基づくことを主張・立証する必要があろう。
第２に、国民に責任を負う立場から、自衛隊という戦力を利用する必要があると言うのなら、自衛隊を維持存続するように努力すべきではないか。憲法違反だからという理由で、自衛隊を攻撃することは、自衛隊の利用が必要であるとする立場と整合するのだろうか。国民に対する責任を果たすという点から自衛隊の利用を主張するのなら、憲法を変えて自衛隊を合憲化するように行動すべきではないだろうか。