もう20年も前のことでしたから全く参考にならないかも知れませんが、かつて私が党に所属しているときのことですが、地区党大会ではシャンシャン大会でした。発言を求めるものはまずその要旨を議長団に出さなければならず、賛成する立場からのみの意見や提案に終始していました。反対の立場を表明するのは不可能のような議事進行でした。
そのとき感じたのは、かつて党が不幸に分裂していたときのダメージがトラウマのようになっているということでした。
党中央にたいする反逆は小さい芽のうちに切っておくという暗黙の了解が中間幹部の方々の中にありました。
ある、全国活動者大会に参加したとき、大会決議に反対の挙手をしました。そのとき少なくとも大きな声で「はんたーい」と私とEさんともうひとりの党員が反対の声と挙手をしたのです。
ひな壇に並ぶ議長団にその声が届かなかったのか、翌日の赤旗日刊紙には、全会一致と記載されておりました。
私は新日和見主義騒動を傍でみていて、狭量で矮小的な党風を克服できなかった非民主主義的な組織に愛想がつきました。