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党員の姿勢に思う

2000/11/5 mode-red、20代、学生

 はじめまして、私は以前、民主青年同盟〇大学班班長、日本共産党〇大学支部支部長、〇×学生イデオロギー部員を務めた者です。
 党活動に参加して思うことを書きます。私たち青年と言われる世代については、民主青年新聞、赤旗などで「学生は学費・生活費で困っている」「大学では学ぶ要求が満たされていない」「青年は安い給料でこき使われている」「若い世代はみんな政治への不満でいっぱい」などと連日のように書かれていますが、実際、私が入党したF県委員会ではこれとは別のような気がしました。というのも、私が入党した当時の学生党員は学校へも行かず、アルバイトもせず、街宣、支部会議にもろくに出てこない、集まったと思えば、どこぞの支部の女の子がかわいいから合コンしよう、などの話ばかり。民青新聞、赤旗も読んでないから政治の話もできませんでした。
 青学対もこれを容認し何も指導しないどころか、私に対してはアルバイトなんかやめて対象者をまとめて飲みにでも連れて行ってなんとしてでも入党させろ、などと迫っていたのです。青学対担当者は3年前の党大会当時「友達にしつこく赤旗や入党をすすめれば必ず入ってくれる」と常識を疑うようなこと私たちにすすめ、「今日は何人入った?」と毎日電話をかけてきました。留守のときは留守電が使えなくなるほどのメッセージ量が吹き込まれ、授業中、アルバイト中、深夜など時間を時間をかまわず携帯電話を鳴らし、電話に出ないときは夜中に青学対のメンバーがアパートに押しかけてくる、ということもありました。
 これは極端なケースかもしれません。実際に真面目に政治のことを考えて活動されている党員がいることもよく知っています。
 しかし誤りはないとする党の基本姿勢の下にこういうことがまかり通っているのも事実です。私も含めて入党する人は自民党のインチキな政治が嫌で入党を決意したのだと思います。それなのに日本共産党の中にもインチキな党員が多数存在したのは残念でした。そして当時このような活動を進めてきた青学対のメンバーのうち二人は市議会議員となっています。こういう党員を議員にした県委員会の姿勢にも疑問を感じます。

 情報通信の発達により、多くの情報がオープンになるのはいいことだと思います。「さざ波通信」のスタッフの方々にも党からの圧力がかかっていると思いますが、ぜひがんばってください。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。