何度も色々な党員の考えを読んで見て、私を含めて一般国民は、宗教のお経を長々と読んでみるみたいで現実問題を無視した古典的理屈が多く難しい。一般国民に理解し易い言葉で、簡単明瞭、要約して述べてほしいものです
2000/11/8 山本芳雄、60代以上、無職
私は山本さんの主張に大賛成です。
「多元的社会主義」論争、田口教授対不破さんとの論争でした。不破さんは、これでもかこれでもかという具合にマルクスやレーニンを引用して、多元的社会主義の誤りを非難しておりました。そのとき感じたのは不破さんという人は徹底的にやりこめないと気がすまない人なんだなと思いました。それに「俺はこんなに深く勉強しているんだぞ」というひけらかしには私はあきれてしまいました。当時、少なくない党員は、素朴に「党活動や党運営はもっと柔軟に」という心情をもっていました。田口教授の再反論の場や機会もなく、ただ一方的に、不破さんの完膚なきまでのいやらしい多元的社会主義批判はこうした党員の戦闘性を歪めてしまったのは自然のなりゆきでした。団塊の世代である私達の仲間は、やがてひとり去り、ふたり去りで多くの仲間が党から去らざるをえませんでした。
繰返しになりますが、新日和見主義騒動で私が感じたのは、自分達の言葉でしゃべりたい、自分達の頭で考えて行動したいということだったと思っています。
私が活動していたときの活動家の悪い癖として、古典の中では「こう主張されている」とか、あるいは小難しい理屈を並べ立てては、相手を圧倒する傾向がありました。いまではさしずめ「赤旗にこう書いてある」かな、いずれにしても、現実に則さない理屈を言っても、いまの若者からは相手にされないでしょう。
しかし、人類の理想のひとつとしての「共産主義」をあれこれ語り、また、それを実現するためのひとつの組織としての共産党の存在は貴重です。党が崩壊してはもともこうもありません。
分かりやすい表現で簡潔に述べ合うことが絶対に大切でしょう。お経のように感じさせたら、もうそれでお終いですからね。