方法的懐疑のパンセさん
読後の感想としては、次のような素朴な疑問が湧いて来ておるだけです。
ここのホームページには党員欄というのがあり、書き込みがなされておりますが。 ここに書いている方々の、党員としての”アカシ”は何だろうかという素朴な疑問です。
そのような”アカシ”が無く、前提になる根拠が無くては、果たしてその上に組み立てられた立論や結論が真なるものであろうか、といった極めて単純な常識的な疑問です。
近代哲学の父と云われるデカルトは、方法的懐疑を駆使して真理を追求し、「われ疑う、故にわれ在り」という結論に到達したことを、思い出されて来ます。
パンセさんの提起された課題に「さざ波通信」が明確な根拠を示して、応えることは不可能だと思われます。
党員のアカシはたてられないでしょう。
そこで、まず、さざ波の管理者が党を破壊する意思がある、こうした前提で考えてみましょう。党員であるかないかにかかわらず、非常に巧妙なページの作り方ということになるでしょう。
中央の意思に反して、このページを覗いた党員が、うっかり「そうかなるほど、そういう考え方もあるのか」といった素朴な疑問を持ってしまうかも知れません。あるいは中央にたいして、「懐疑的な心情」を抱いてしまうかも知れません。ここ三十年間くらいは、「党中央の方針は常に正しいという路線」が全党で信じられてきましたので、さざ波に掲載されるあれこれのニセ党員の「サヨク分裂主義」の思考に汚染される危険性があるでしょう。党中央にとっては見逃せない状況です。党破壊、妨害勢力の輝かしい知的勝利のアカシ。
反対に、管理者が党の前進、発展を願っている、そのような前提にたっているとして考えてみましょう。
ニセ党員がさざ波の党員欄に投稿します。管理者のチェックが入ります。もし、分裂と破壊を狙っている投稿が、掲載されるとしましょう。投稿者の巧みな技の勝利です。
こうしたことは大いに考えられることです。日本共産党は戦前、戦後を通じてあらゆる妨害、破壊活動にさらされてきました。国家権力側の陰謀は想像を絶するものがあるからです。ましてや、とかく噂されている革マルなどの暴力集団には知的な人々が多いらしい。直球ではなく斜めからの「知的攻撃」こそ現代的センスとばかり、組織をあげて「さざ波通信」投稿に走る心配もあるかも知れません。ハハハ。いずれにしても、管理者の意思に反してあらゆる「分裂的思考」が投稿される危険に満ちています。「革命的知的ゲーム」に敗北が続けば、管理者の見識の低さが世間に露呈され、そしてまた、あるいは、少なくない日本共産党党員のさざ波による「精神汚染」が赤旗記事に掲載されるときがあるかも知れません。しかし、私のような党マニアバカもいますので、いいゲームになる要素もあるでしょう。
アカシのあるないにかかわらず、さざ波通信マニアは日々、増殖するかも知れません。
なぜなら、呼吸のように生きた情報が必要なのです。
「あらゆることに疑いをもつこと」は大切です。パンセさん。