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党員のアカシになぜこだわるのか?

2000/12/3 浩二、40代

 2000年11月30日付け、パンセさんの「方法的懐疑は人類史上の成果」についてです。
 パンセさんは次のように書かれています。

私は党員の”アカシ”の無い方々が、何を言おうと、それは、論理過程における命でもある明晰判明な大前提にはなり得ないと、申しておるのです。

 論理を云々するのに、なんで党員のアカシが必要やねん?と怪訝に思うのは私だけでしょうか?
 「さざ波通信」を主宰する方々等が仮にほんとは党員でないとしたところで、「さざ波通信」の価値はいささかも減じるものではないと思います(ただし「デマ言ってやがった」のなら批判は当然であり、ボコボコに叩かれ徹底追及されてしかるべきです)。
 「さざ波通信」編集部等がおかしなこと言っていると思うのなら、ここがおかしいんだと、あなたが単純に指摘すればいいだけの話。
 党員のアカシのない人間があれこれ言っても「論理過程における命でもある明晰判明な大前提にはなり得ない」。いったい、どういう理由でこんなことが言えるのか、脳みその、どこをどうヒネくったらこういうことが言えるのか、私にはさっぱり理解できません。党員のアカシにこだわるべきは、党員でもない人間が党員でなければできないようなことをさも「やっている」とデマ並べてしゃべってるとか、そういう場合にかぎって問題にすべきでしょう。そうで なくて、党の路線とか方針とか、そういうものに対しての議論なら「相手が自分で党員だと言ってんだからそれを前提に話を進めよう」というのが、ハンドルネームの世界でのルールだと思います。
 赤旗などで公表されている理論、政策。これらに対しては党員であろうがなかろうが、だれでもものを言う資格があります。そいつの言うことが論理的にむちゃくちゃなら、そのむちゃくちゃな論理を指摘すればいい。それだけのことではありませんか?
 あなたとしては、「『さざ波通信』編集部等は本当は党員ではないんじゃないか?」という留保つきで議論すればいいと思います。そういう留保をつけるのは個人の自由ですからまったく問題ありません。そうした留保をつけた上で議論を進め、「やっぱ、連中は党員じゃないから、話を進めていくとこういうふうにボロが出る。やっぱ連中は党員でないから、論理のここが弱い、それが暴露される」というのを、あなた自身の言論で証明していけばいいんです。党員でない人間が党員だと偽ってあれこれ言っている、それゆえに論理のここが弱くなる。そういうのを、あなた自身の地道な言論によって証明 し、化けの皮をはがしていけばよろしい。なんとまあ、壮大で説得力ある対応でしょう。そういうふうにやってくださいよ。ぜひやってください。楽しみにしています。
 それをなんだぁ、頭から、「党員のアカシがないから論理過程が成立しない」だと? こんな低級な言い方、どこで通用するか。共産党内部でしか通用せんよ。あなたのこんな言い方は、思想的、言論的怠慢のさいたるものです。あなたは自分の言論で地道に証明していくと、そういう確かな道を初めから放棄しているにすぎません。これは、日本共産党が今後ますます衰退していくだろう道と共通しています。
 あなたがここまで論理、論理というなら、なぜ「党員のアカシが論理過程の命である明晰判明な大前提になり得ない」のか、その理由をきっちり論理的に説明してください。説明できないなら、さっさと珍妙な自説を撤回してください。