つい先日、村上龍作’希望の国のエクソダス’を読みました。それは、日本の中学生たちが、今の日本という国に見切りをつけて、自分たちで最終的には新しい国家(?)を作るという物語です。
その中で、
’日本にはなんでもあるが’希望’はない。’
という意味のことを中学生の1人が言います。
今の’さざ波通信’を、少し前から見させてもらっていますが、今の共産党がいろいろな問題を持っていることが見えてきました。
でも、視点を少し変えて共産主義の魅力を今の中学生たちに’希望’としてどのように伝えられるでしょうか?
僕が、共産党にいた20年ほど前は、なにか社会を変革するということ自体にすごく魅力があったような気がします。でも、その点に関して今はどうなんでしょうか?
民青同盟の凋落がこの’さざ波通信’でも何度か取り上げられていたように思います。それは確かに同盟自体が魅力のないものになっているのも大きな原因だと思います。しかし、それ以外の青年組織で大きな影響力を持つものが他にあるのでしょうか?
もしほかに影響力のある青年組織がないのであれば、民青同盟の凋落は、’同盟自体に魅力がない’ということのほかにも大きな原因があるんではないでしょうか。
少し、取り留めのない文章となりましたが、今の共産党の問題を明らかにするのと同時に、できれば’共産主義’の魅力を’希望’として中学生たちに伝えられるような内容の討論も期待したいのですが。
なにか、突然の通信で申し訳ありません。
この’さざ波通信’には、なにか未来へ向けての息遣いを感じるような気がしています。そのために、拙い文章ではありますが投稿させていただく気になりました。