「さざ波通信」は日本共産党を潰すことを目標にしていないようですが、そうならばトップページのスローガンを改めるべきではありませんか。
たとえ名目的にしろ民主集中制の下で党大会決議がなされたのだから党員は党の規約に従うべきでしょう。従いたくないならば離党して皆さんが求める新しい組織をつくるべきです。社会主義的社会に未来の展望を見出すものならば、それを目指す如何様な組織においても、少なくとも現時点では、意見を集約する最良の方法が民主集中制であることは常識だからです。トップページのスローガンは民主集中制の原則に反します。
しかし、だからといって、「さざ波通信」の存在そのものが民主集中制に反しているとは思わない。組織を守るためにサザエのように硬く蓋を閉ざしてしまわなければならない時代は過ぎ去ったのです。誰でも見知らぬ人と気軽に意見の交換ができるようになったこの時代においては日本共産党には38万個の窓が開いたいってよい。日本共産党は開放系の組織になったと言えます。より良い発展を目指して党員がこのようなホームページを開くのは,新しい形の支部ができたと考えれば,少しも民主集中制の原則に反しません。この点でしんぶん赤旗やそのホームページで「さざ波通信」を日本共産党に反対する立場に立つものとして指弾するのは左翼小児病的な誤りです。
問題は、少数意見(たとえば自衛隊に関するような)の側に立つ党員の方々が民主集中制に則りつつ如何様にしてその考えを多数意見に転換していくか、その方法を見出すことです。少数意見が尊重されるということは、現在の党大会において否決されても、将来その少数意見が採択される道が開かれているということでしょう。このホームページはこのような目的に使われてこそ意味があるのであって、党大会決議を非難するだけでは赤旗などで日本共産党に反対していると謗られても仕方がありません。
「さざ波通信」が少数意見をもつ人々の場として日本共産党の党内で発展することを期待しています。