「雑草」は日の丸がハーケンクロイツと同じだから反対しているわけではないですし、あまりそのような理由で反対している人は見たことがありません。何時つくられたんだろうがどういう経緯でつくられたんだろうが、侵略戦争をやって他国に計り知れない惨禍をもたらしたシンボルなんですから、そりゃ侵略戦争が間違ってたと思う人は反対するでしょう。殴られた側は、殴った奴に怒っても、そいつが食ってるウインナーには怒らないでしょう。それだけのことです。
あと戦争の問題を脇においたとしても、日の丸は抑圧的でしょう。現在でもアイヌや沖縄の人々、在日朝鮮人、中国人、その他の外国生まれの人々、つまり「日本と呼ばれる国土」に在住する方たちにとって、日の丸は「日本人」シンボルであって、彼等は無視されているのではないでしょうか。同じ国土に住んでいるのに、あたかも(多数とは雖も)一部の人間達のものが、その全体をさも象徴しているように振る舞うのは傲慢極まりないのでは。また「日本人」にとっても、日の丸=日本国というのが歴史的に自明のものでないことは、近年の歴史学の研究で明らかになってきています。つまり「でっちあげ」であって、そんなものに敬意を払う必要など全くない!と「雑草」は考えています。