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覇権の移動について

2001/1/18 はるか、主婦

 はじめまして、はるか と申します。

   覇権の移動について、皆さんお考えになった事ございますか。今は、アメリカ帝国主義が、世界の唯一の覇権国となって、その専横を思うままにしています。日本はその第一番の従属国として、自国の利害をも犠牲にして、アメリカの専横を助けているように見うけられます。
 もう少し前までは、ソヴィエットという覇権国がございましてアメリカと世界を二分して、勢力を争い、世界中に代理戦争を引き起こしていた事は、皆さん、充分ご承知のことですね。
 幸い日本は、直接には、その渦に巻き込まれる事も無く、平和に浸っておりましたが、日本列島を浮沈空母とか、おっしゃる首相もいらっしゃいましたし、沖縄などは、基地として、大変迷惑をこうむっていらっしゃるようですね。
 何より、広島、長崎への原爆の投下は、アメリカがソヴィエットに対して、軍事的優位を示すための、戦略的行為だという見方もございまして、東西の対立の最初の被害者が日本ということになるかもしれませんね。
 アメリカが完全に覇権を確立したのは、第一次、第二次大戦を通じてだと思いますが、日本がハワイの真珠湾を攻撃した以外、二つの大戦とも、ヨーロッパとアジアが主戦場でしたので、アメリカ本国は、まったく無傷ですみました。
 アメリカが覇権国となる以前には、19世紀から、20世紀初頭にかけては、イギリスが世界の覇権国だったと思います。何しろ植民地主義の王様でしたから、あっちにも、こっちにも英領がありました。もう少し以前になりますと、チューリップ恐慌で名高い、オランダも覇権国でした。日本にもやってきて、長崎に出島という居留地をつくったり、幕末の日本における外国語は、殆どオランダ語だったようですね。
 それ以前の覇権国は、スペインで、コロンブスがアメリカ大陸を発見したりしました。
 私が、申し上げたい事は、かくのごとく、覇権は、移動すると言う事です。
 現在は、アメリカがまぎれも無く、世界の覇権国ですけれど、それが果たしていつまで続くのか、そう言う事も多少は考慮にいれて、安保、自衛隊についても、論議すべき時が、近づきつつあるのでは、と存じます。
 21世紀の覇建国は、どこか、日本と言う説、いや、中国だという説、いや、アジア全域だと言う説、いや、覇権はなくなると言う説。
 いままでの、覇権の移動は、前の覇権国の一番の従属国が次の覇権国になっていたようです。とすると、日本かも。
 19世紀の覇建国イギリスで産業革命が起こり、世界に波及しま した。
 20世紀の覇建国アメリカで、情報革命が起こり、世界に波及しつつあります。
 21世紀、日本が覇権国となったら、社会主義革命を起こし、世界に波及させる運命にあるのかもしれませんね。