初めまして、小生74歳の一市民です。
つい最近、此のサイトを知り興味深く拝見していましたが、偶々、拓さんの自衛隊に関する意見を見て投稿する気になりました。
私の中学時代(当時は5年制)は戦争中で、最後は学徒動員で軍需工場え、堺では戦闘機の銃撃を受ける様な状態でした。勿論、堺の空襲には防火用水で塗らした布団を被って火に包まれた町の中を逃げ回ったものです。
それでも必ず「神風」は吹く!
最後には日本が勝つ!
と信じていた「軍国少年」でした。
幸い小柄な為か兵隊(丙種合格)には行かなかったのですが敗戦はシヨックでした。
然し戦後の貧しい生活の中で、如何に戦時中の教育が間違っていたか、そして「軍隊」がどれほど非人間的なものかを思い知らされました。その結果「軍隊」を持たない「平和憲法」を心から支持し、その想いは今も同じです。
処が現実「軍隊」が存在しています。付けられた理屈が「他国からの侵入論」でした。
「軍隊」が国民(人民)を守った例はそう多くは無いのではありませんか?
世界の警察?を自称する米軍のベトナム、朝鮮、イラク、ユーゴ、ソマリアでの暴虐、ロシアのアフガニスタン、チェチェン。インドネシア軍も然りです。沖縄の度重なる悲劇も同根のものです。
自衛隊の教育は戦前の「軍隊」と変わりなく、事実上米軍の指揮下にある現状では何おか言わんヤです。
私には「軍隊」そのものが「悪」だと思えてなりません。
自衛の為最小限の・・・と言う意見もありますが、この狭い国土、多くの人口、少ない資源の国を攻めて何のメリットがあるのでしょう。「軍隊」「基地」があるから攻められる危険があるのではないでしょうか。
イタリヤの中の小国がファシストに政権を握られた時、「何故参戦しないのか?」と聞かれ、「参戦する軍隊がありません」と言って国が守れたという話を聞きました。フランスは軍隊は破れたけれども、レジスタンスは戦い続けて国を守ったのではないでしょうか。
勿論治安維持のための警察は必要ですが「軍隊・軍備」は持つべきではないと思うのです。
然し「軍隊」は厳然と存在しています。
解消えの道筋を前衛さんが書いておられますが、私には判りません。何かもっと凄惨な幻影が浮かんでならないのす。