私は京都に行ったことはありませんし、故U氏のシューレのことも知りませんが、サンダーバード氏の一連の投稿は非常に説得力に欠けると思いました。
第一に、もしU派が分派だとして何が悪いのでしょうか? アカデミズムには昔からいろんな事情で派閥が形成されてきたし、派閥間で闘争があります。どこの世界でも多かれ少なかれそうだと思うし、むしろ分派を禁止する共産党のほうが異常です。共産党に分派がないという建前は嘘であって、共産党の歴史は多数派分派による少数派の弾圧の歴史です。したがってU派が分派だというのは非難の理由にならない。
またサンダーバードさんはU派のサークルは秘密結社じみていて、人格が歪められるかのように言ってますが、秘密結社じみた閉鎖的な雰囲気は、徒弟制度のもとではよく見られることです。陰口や足の引っぱり合いも多いようです。
『学生新聞』は何年も見てませんが、おそらくU派のサークルを持ち上げてるのは、社会科学系サークルが衰退して他に取り上げるクラブがないからでしょう。社研が比較的盛んだった80年代後半でさえ、分科会を持てるほど繁盛してるサークルは2つか3つくらいしかありませんでした。
京都府委員会への影響力についてはまったく知りません。いうまでもないことですが、嫌煙家さんの査問と除籍においては、京都府委員会の体質だけが問題なのではないと思います。最も問題なのは、党規約の「党内問題の党内持ち出し禁止」なる条項とその解釈です。