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野党共闘への新社会党の回答

2001/2/27 takeichi、40代、零細企業経営者

 先に、参院選にむけて野党共闘を進めるための国民運動を提起した江東江戸川総支部に所属する新社会党員です。「さざ波通信」編集局やその読者の方々に、私の訴えへの反応を求めるとともに、党内外で訴えていくことを表明いたしました。所属する新社会党にも、総支部の決議や機関紙への投稿を通じて訴えてきました。先の投稿では、そのような訴えや投稿に対して新社会党中央本部より何の反応もない、と報告いたしましたが、その後、反応があったので「さざ波通信」の読者にもいっしょに考えていただきたくて報告いたします。
 「週刊新社会」の2月20日号に私の投書が掲載されました。投稿内容は「参議院選、共闘で与野党逆転を!」とのタイトルで、「さざ波通信」への投稿内容を基調に「私の希望は、革新政党の主導権で1人区を中心に野党共闘を実現させ、自公保政権を打倒すること」と訴えました。そして「(新社会)党と読者の意見を求め」ました。この投稿に対して、同じ紙面に「答」として「小沢さんは、民主党の鳩山さんとともに憲法改悪の旗頭の一人で、こんな野党共闘では別の危険性が出てきます、革新の共闘は可能な限り追求しますが、政策や信頼関係の上では当面運動での共闘が大切です。」との(党中央の?)意見が掲載されました。
 小政党ゆえなのか、「さざ波通信」紙上で明らかにされている共産党の官僚的で非民主的な対応と比べれば、ましなのかなと思います。実際のところ、私が誰かなどは党内ではばればれですが、恫喝などもありません。*当然のことですが・・・新社会党の少なくともこの面での民主主義を評価するとともに、ここを足がかりに党の非民主制(いっぱいあります)を是正するために闘います。
 さて、参院選の野党共闘です。
 私は、新社会党(中央?)の答なるものに全く納得できません。今進められている自由党や民主党の野党共闘が憲法改正を考えている人に担われていることを指摘し危険性を指摘していますが、しかし、参院選への政治態度はこの答には打ち出されていません。実際は、新社会党は東京では沖縄社大党と共闘し、その他の地域でも比例区のために単独候補を立てています。一方、候補が立てられない選挙区での闘いは示されていません。つまり、今のままでは自公保政権打倒のための野党共闘はしないということなのです。その事実を公表することを避けているのです。その誤りに気づいて、今からでも可能な野党共闘の推進力のひとつとなるべきです。そうしなければ、憲法擁護だけの頑固者は国民から見放されるほかありません。これは共産党も同じでしょう。自由党や民主党と競争して野党共闘を革新の内容に少しでも近づけていく必要があるのです。そして、何よりも国民が願う自公保政権の閉塞状況の打破を実現すべきなのです。
 革新共闘を可能な限り追求するとか、運動での共闘が大切などという言葉は、単なる言葉でしかありません。そのために何をしようとしているかを語らなければ国会答弁における「善処したい」という言葉と同様の無意味なものでしかありません。
 みなさんは、どう思われますか?