党員は、支部で議論すべきと言うのは一応正論に聴こえますが、正にそこにこそ民主集中制のからくりがあると思います。上級機関を通さずには、他の支部と交流することが事実上できないため、一人が意見を言っても少数意見として処理されてしまうのです。例えば10人の支部で2人が中央の意見に反対だとすれば、20%と言う比率は無視できない勢力であるにもかかわらず、支部が代議員を選出する段階で抹殺されてしまいます。更に、少数意見を持つ者が他の支部の似た考えの意見の人と意見を交わし、自らの考えを深化・発展させる機会もありません。
昨年の党大会で、執行部決議案に1名の保留代議員がいたことは潜在的には、かなりの割合での反対者がいたものと思われます。
それから、私が活動していた頃の学生支部では指導機関と代議員選出母体が違うと言う、きわめて変則的な形式がとられていたために事実上上級機関に反対することができない状況にありました。現在は改善されてるのでしょうか? 学生支部は地区大会代議員を選出するのに、指導は都府県委員会の青年学生対策部から受けるというのは、社会常識的に考えてもおかしいと思うのですが? 既に改善されていることを願うばかりです。