U派の連中は、私がクラブにはいったときは既にヘーゲルなどよりも、アルチュセールやフーコーを読むようになっていた。U氏の趣味であろう。
この連中の目的は、R大学というある意味でそれほど優秀ともいえない大学から、有名国公立の大学院に入学し、大学教授になるということである。彼らは、大学の人事権を握り、仲間を増やしたいだけである。まさに多数者革命といったところか。
彼らの特徴は、陰気であるということにつきる。戦前の共産党の地下活動を真似て、廊下であっても挨拶をしないなど奇妙なルールを敷いている。また、ナチスと同じように集団意識を高めるために自分たちにしか理解できない用語を使う。例えば、共産党やマルクス主義のことを「左翼」と呼ぶ。権威主義に凝り固まった連中のために被害を被った人は数知れないだろう。
私自身もクラブを辞めた。彼らから抜け出したかったことが本音であるが、共産党もついでに辞めた。今では、共産党を辞めて本当によかったと思っている。R大学の新入生の皆さん、あの連中に掴らないことを祈る!!