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学生新聞とU派

2001/2/21 サンダーバード

 まず最初に編集部の判断において固有名詞を削除したことは、適切な判断であると考えている。
 しかしながら、こうした問題を取上げるには、それなりの理由がある。

 A:この組織が全国規模の組織であること
 B:党組織が見て見ぬふりをしていること
 C:一部の専従も含めて積極的に利用する者がいること
 さらに重要な点は、『学生新聞』などがU派系クラブを積極的に持ち上げていることである。こうして、共産党員であるとも知らずサークルに入り、さらに彼らが共産党内分派組織であるとも知らず、新入生などが巻きこまれ、学生生活がメチャメチャにされていくのである。彼らのグループに入った人間は、みるみるうちに表情が、目つきが変わっていく。
 しかし、これは編集部のいうように「内部問題」である(ただし私にとっては、内部問題ではない。既に離党しているのだから)。嫌煙家氏の場合も内部問題の定義をめぐり議論がなされたようであるが、しかし、党組織が、府委員会がまともに対応しない現状においては、犠牲者は次から次へとうまれ、しかも「内部問題」だからと沈黙し、「かわいそうになあ」と横でみているしかないのである。
 前回も指摘したが、特に、R大学の社会科学系サークルは、まず入学式の時などは、ビラをもらっても無視するのがよい。そのうえで、良心的党員から「そのクラブなら大丈夫」という情報を得たうえで検討するのがよいだろう。しかし、良心的党員に出会えない者や彼(あるいは彼女)がU派かどうかの見分けがつかない場合は、避けたほうがよい。
 『学生新聞』などが彼らを祭り上げている現状では、内部問題に触れざるを得ないのである。