2001/2/19付、党員専用掲示板、名無しの権兵衛さんの『ユーグレナ同志に共感』に関してです。
私も京都の某地区党会議に出席していた者ですが、そこで来賓の府委員が挨拶で「30年党員でこれ迄規約を読んだ事がなかった人が今回初めて規約改正案を読んでわかりやすいと語っていた」と自慢げに挨拶していました。全く「この府委員は30年間規約を読んだこともない党員の存在を公然と語ることに何の問題も感じないのか。30年間も規約一つ読まずとも活動できる程共産党というのはいい加減なところか」と呆れざるを得ませんでした。
私も呆れ果てました。
JCP-Watch掲示板で日本共産党の民主集中制などに対して批判、疑問を書くと、必ず、「日本共産党は綱領と規約を認めて加入した人たちで構成する自由結社だ。文句あっか!!」という論調の反論が来ます。宮地健一さんはホームページの記事で、日本共産党との裁判において日本共産党は、自由結社であることを裁判批判、裁判不適切申し立ての最大の武器にした、と書かれています。
日本共産党は自由結社です。それはそのとおりでしょう。しかし自由結社にもルールがある。日本共産党に加入する際のルールは「綱領と規約を認める」というものです。
上記、京都府委員が例にあげた党員は、このルールを経ずに入党したのでしょうか?
名無しの権兵衛さんが出席されたこの会議。京都府委員が上記党員に言及したとき、おそらく、(笑い)、が起きたのではないでしょうか? もしそうなら、日本共産党という自由結社に加入する際のもっとも基本的なルール無視に対し、「そんなもん、どうでもいいこっちゃ。ルール破り? 関係ない。入党に関してごちゃごちゃルールを言う必要などない」と、会議に出席した党員(名無しの権兵衛さんは除く)は認識していたというわけです。日本共産党が自由結社であることの要件を、党員が自ら否定しているということです。つまり日本共産党は、自由結社でさえ、もはやない、ということです。
日本共産党のいう「自由結社だ!!」は、内部で党員の市民的権利を蹂躪していることの最大の言い訳です。しかしこの言い訳も、内部からすでに破綻しているようです。